検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:32,682 hit

山手線ゲーム ページ15

in×ar

▼△▼△▼△▼△▼△

慧「大ちゃんの好きなところで山手線ゲーム〜」



先ほどまで山田知念と仲良さげに談笑していた伊野ちゃんが叫ぶ。



まばらな拍手と歓声。



雄也「あはは、何それ」



これは俺が反応してはいけない。ていうかしたくない。



だって俺ら、今喧嘩中なので。



こうしたらいつもみたいに俺が話しかけてくれるとか思ってるかもしれないけど、



今日の俺はそこまで甘くない!!



慧「俺から行きます。まずねー、顔!」



侑李「何でもくれるところ。」



涼介「なんだかんだ言って頼れる。」



慧「優しい。」



侑李「…んー、ああ、兄貴肌?」



涼介「えー、オシャレですね。彼は。」



慧「いつも頑張ってる!」



侑李「パス」



涼介「パス」



裕翔「えぇ、パスってありなの?」



みんなは和やかな雰囲気でそれを眺めているけど、俺は読んでいる雑誌から目を離すことはない。



てか、パスは負けだろ!もっと考えてよ。



慧「あと、好きなものについて話してるとき。」



侑李「伊野ちゃんでしょ?」
涼介「伊野ちゃんだろ?」



慧「キスした後顔真っ赤にな…」

大貴「わああぁああ!!」



もう無理もうやだ耐えられない!!



俺は読んでいた雑誌を机に投げ捨て、座っている伊野ちゃんの上に跨り口を抑える。



大貴「ばーかばーか何言ってんだよ!!」



慧「ん…っぷは、んふふ、やっと話してくれた。俺の勝ちだねぇ」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
160人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かーこ | 作成日時:2018年12月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。