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だって子犬みたいだったんだもん。 ページ4

Aside




『じゃあ早速レイ君。私をこのまま下まで運んでくれたまえ。』




レイ「ハイハイ、Aお嬢様。」




…ちょっと呆れながらもノッてくれるところにレイの優しさが出てるよね。







そんな事を考えていたら、いつの間にか食堂に着いていた。





食堂に着くと、子供たちが私の近くによってきて




「「誕生日おめでとう!」」




と次々に口にした。





弟妹たちの笑顔は目がつぶれそうな位眩しくて可愛かった。






…この子たちの笑顔は殺人級だわ。





そうしみじみ思っていると、後ろから声がかかった。





ノーマン「おはよう、A。優雅な登場だね。




  …誕生日だからかな?」





『ご名答!さすがノーマンだね。今日私の誕生日だから、今日1日は




 2人とも何でも言うこと聞いてくれるっていうからね、つい(笑)。』




ノーマン「そっか!2人がそうするなら僕もそうしようかな。




  今日は特別な日だもんね。」




さすが紳士のノーマン。




君もそう言ってくれると思ってたよ。




まぁ、それはいいとして。





…何だかさっきから横からすっごい視線を感じるんだよね。







視線を感じた方向にはエマが見えた。





…なんかすっごいソワソワしてる。





これは命令して欲しい系のやつかな。









『そういえば、エマには何にも言ってなかったね。じゃあ、そうだなぁ…




 おいで!!』




そう言って私はバッと両手を広げる。





すると、エマはエサをもらう子犬みたいにキラキラした目でこっちに走ってきた。





…そしてすぐに来る体への衝撃。





『うおっとっと、速いなぁエマは(笑)




 おお、よーしよし。』





…なんだかほんとに子犬みたいに見えてきたからつい撫でてしまった。





するとエマは怒ったように





エマ「もしかして私の事ちっちゃい子扱いしてる?」




と頬を膨らまして聞いてきた。





…うん、そういうとこだと思うよエマ。





レイ「いや、これのどこが5歳児じゃないのかを逆に教えてほしいってくらい




  今のはガキっぽかったぞ。」




エマ「んなっ!」





あっ、またいつもの展開。





本っ当に仲がいいねぇ〜





…ふっふっふっ。私は知っているのだ。





レイのからかいは愛情の裏返しだということを。





だから、私はそんな2人のやり取りを微笑ましくノーマンと見ていた。





…ああ、今日も今日とてハウスは平和である。

いざ、鬼ごっこ→←on the レイ



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紅華 - 面白いです!更新待ってます! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 7b082dad3b (このIDを非表示/違反報告)
えのきの里(プロフ) - 外すの忘れちゃってました…わざわざ教えていただきありがとうございます! (2019年3月21日 19時) (レス) id: 5e9c55c38c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月21日 19時) (レス) id: c596c0896b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのきの里 | 作成日時:2019年3月21日 19時

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