暗殺教室 〜〜烏間先生の姪〜〜

１１話 ページ14

向かった先はお風呂場。



お風呂場に繋がるドアを見てみると、予想道理開いている。



私は音を立てないようにソーッとお風呂場に入った。



するとそこには浴槽の中に入り、浴槽の蓋の隙間から尻尾を出しているライトがいた。



『頭隠して尻隠さず』



この言葉がまさにぴったりだ。



『ライト、かくれんぼはこれくらいにしてお散歩行こ』



私は浴槽の蓋を開けながらそう言った。



するとお散歩好きなライトは、元気よく浴槽から出てきた。



そしてトテトテッ、と自らリビングに戻っていく。



私もそれに続いてリビングに戻った。



リビングには、リードをつけて早く行こう！、と言うように勢い良く尻尾を振っているライト。



『・・・ちょっと待っててね』



そんなライトの様子に少々呆れながら、リードを持ってきてライトの首輪につけた。



私はすでに出掛ける準備はできているので、そのまま家を出て鍵を閉めれば準備完了。



『よし、行こうライト』



「ワンッ！」



私が声をかけるとライトは、嬉しそうに返事をしてくれた。

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