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昔から俺は過去を振り返ることが多かった。



俺のせいでオビトが死んだ事も、

俺がリンを殺してしまったことも、

俺が港先生を守れなかったことも、


ずっとずっと、後悔して生きてきた。



でも、いつも…いつも前しか見ていない

ナルト達と出会って彼らの未来に希望を抱いて

少しずつ俺も、いつの間にか前を向けていたんだ。




カカシ
「後継者…ですか？」


綱手
「そうだ。嫁もとらず子も作らず…」

カカシ
「それは綱手様も同じでしょう」

綱手
「私はシズネとサクラにすべて託した。だがお前はどうだ？大戦でマダラが負け私達が勝てたのはお祖父様が全てを託しこられたからだと私は思うがな」





――俺の弟子は7班の3人だろ？

そう思ってから気づいた。




「白い牙の息子」

「コピー忍者のカカシ」

「写輪眼のカカシ」

自分で言うのもなんだが、幼い頃から随分と里に貢献してきたと思う。

只、自分の弟子がいない事に気づいた。


サスケの方は気になる事も多いが、今や三忍と呼ばれる彼等にはやはり、旧三忍の彼等が師匠の名として挙げられるだろう。


ガイにはリーがいるし

アスマにはシカマルがいる

紅には娘のミライが



オレには――――――？


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