【HQ】突然ですが、青春撮ってこい。 (ページ34)

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赤葦「あ、そういえば、前回の合宿で黒尾さんに絡まれてたね」

　
　
　
『見てたんですか！？』
　
　
　
　
赤葦「うん。隣にいた月島なんて……いや、やっぱ何でもない」
　
　
　
『 …？
　
　
　
でもホントにシティーボーイ怖いですね』
　
　
　
　

『 …あ、そしたら赤葦さんもですね、シティーボーイ。』
　
　
　
　
赤葦「そのシティーボーイっていうのは烏野で流行ってるの？坊主の人も言ってたよ」
　
　
　
『田中さんが名付け親なんで！
　
　
でもこれ菅原さんの前でいうと恥ずかしいからやめなさいって言われるんですよねぇ…あ、菅原さ((ry
　
　
って、ごめんなさい！一人でごにょごにょしちゃって』

　
　
赤葦「ふ、大丈夫。本当に面白いね」
　
　
　
　
…あれ？赤葦さんこんなに笑う人なんだ。
なんだか意外だ。
　
　
　
　
　
赤葦「一週間もあるし頑張ろうね、A。」
　
　
　
　

『え、あ、ハイ…』

　
　
　

ぽんぽんと頭を撫でて、赤葦さんは水道場を去っていった。
　
　
　
　
『何であんなにナチュラルに頭撫でられるのさ…』

　
　
綺麗に笑った赤葦さんに対して私はみっともなく顔を赤く染め、呆然とその場に立ち尽くしていた。
　
　
　
　
　
日陰で涼しいはずのこの場所が今はとてつもなく暑く感じた。
　
　