【HQ】突然ですが、青春撮ってこい。 (ページ24)

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お誘いページ24

　
　
　
　
数学の授業が終わって待ちに待った昼休み。
　
　
　
　
　
　
友人と食べようかな、と席を立ち上がったら手首を掴まれた。
　
　
　

誰だ、私の手首掴んだの。
　
　

そう思って振り向くと、手首を掴んだ犯人は金髪メガネだと分かった。
　
　
　
　
　
　

『どうしたの、月島』

　
　
月島「ねぇ、授業中なんで笑ってたの」
　
　
　
　
　
月島は右手で私の手首をつかみ、左手で頬杖をついていて、私を見上げている。
　
　
　
　
おぉ、月島の方が私より目線下だ…新鮮。
　
　
　
　
　
　
　
　
『え…？あ、あぁ。
　
　
影山くんが外で体育やってたの。』
　
　
　
　
　
月島「それで手も振ってたの」
　
　
　
　
『うん。影山くんと目合ったから』
　
　
　
　
　
月島「ふーん。」
　
　
　
　
　
興味無さそうな相槌。
　
　
　
　
なにさ、聞いてきたのはそっちじゃんか。
　
　
　
　
そう思いながら、訪ね返した。
　
　
　
　
　
『それで、何か用でもあった？』
　
　
　
　

月島「また遠征あるから烏養さんが来ないかってさ。

　
ちなみに今回の遠征は夏休みだから1週間みっちり。」
　
　
　
　
　
『え！ホントに！？
　
　
行きます行く！行くよ！！行きたい！』
　
　
　
　
　
月島「ちょ、うるさいんだケド」
　
　
　
　

　
1週間もあるなんて、写真取り放題だ！！
　
　
　
　
眉根を寄せて迷惑そうにしている月島なんて気にならないくらい嬉しい。

　
　
　
　

月島「はい、」
　
　
　
　
　
　

ぴら、と音を立てて月島が私に渡したものは、日程表。
　
　
　
　
『ありがと！！』
　
　
　
　
　
月島「別に。渡せって言ったの烏養さんだし。」
　
　
　
　
　
　
そういってそっぽ向いた月島の耳は赤くなっていた。
　
　
　
　

全く、影山くんといい月島のといい、照れ方が可愛すぎる。
　
　
　
　
　