【HQ】突然ですが、青春撮ってこい。 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:328,264 hit

試合開始ページ17

　

　
　
　
おバカ2人がいない中、始まった試合。
　
　
　
　

ドリンクを作る手伝いをした後はカメラを片手にちょこまかちょこまか。もちろん、選手の邪魔にならないように。
　
　
　
ギャラリーに行ったり、コーチが座るベンチに行ったり。ひたすらシャッターをきっていた。

　
　
　
　
　
　
　
写真をひたすら撮っていて思ったこと。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
────烏野、カッコイイ。
　
　
　
　

いや、顔とかもそうだけど

そういう事じゃなくて、試合してる姿が。
　
　
　
　
確かにおバカ2人組はいないけど、それでも、だ。
　
　
　
　
　
みんなの勇姿を収めるべく、ひたすらシャッターを切っていた。
　
　
　
　
　
　
　
　
((一ノ瀬の凄まじい集中力…))
　
　
　
()

　

　
　
□■□■
　
　
　
　
　
　
澤村「フライング1周！！」
　
　
　
　
　
梟谷との試合に負けた烏野はフライングレシーブ。
　
澤村さんに続き、みんなが床を滑っていく。
　
　

　
そして、そのまま休憩。
　
　
　
　
汗を拭いている皆をパシャリ。
　
うん、いい感じ。
　
　
　
　
　
月島「チョット、」
　
　
　
　
　
カメラを3年生に向けていると月島に話しかけられた。
　
　
　
　
　
『どうしたの？
　
　
あ、お疲れー』
　
　
　
　
月島「労りは次いでかよ。」
　
　
　
　
月島は仏頂面でそういうと、私にボトルを押し付けてきた。ぐえってなった。ぐえって。
　
　
　
　
　
『え、ちょ、なに』
　
　
　
　

月島「どうせ撮るのに集中してて飲んでないんデショ。熱中症とかでぶっ倒れられてもメイワクだから。」
　
　
　
　

『ふーん？』
　
　
　
　
　
月島「なに、」
　
　
　
　
『なんでもなーい。ありがと、月島』
　
　
　
　
　
ツンデレすぎる月島にニヤニヤしてしまう私。
　

言い方雑いくせに、やってることは可愛い。
　
　
　
　

周りを見渡したらみんな、ニヨニヨ。
私もニヨニヨ。
　
　
　
　
　

月島だけが眉をひそめていた。
　