A級1位のあの人に恋をした5

208話 恋人 ページ10

Aside

ロビー

ガヤガヤ。

東｢それで？太刀川と何かあったのか？｣

A｢いや…何かあったっていうか…。その〜太刀川さんを見てると何か必要以上にドキドキしちゃって…。｣

東｢何だ？ただの惚気じゃないか(笑)｣

A｢違いますって！真剣に悩んでるんですよー！何か目も合わせられなくて。｣

東｢…ベタ惚れだな、A。｣

A｢うっ…！自分でも驚いてますよ。｣

だからこそ困る。自分の気持ちについていけなくて。

東｢まぁ…あんな事されたらドキドキするのも仕方ないんじゃないか？｣

A｢っ…！その事はもう忘れて下さい！｣

ホントに最悪だ…。

東｢あはは…悪い悪い。でも良いじゃないか。Aと太刀川、お似合いだよ。｣

A｢！｣

東｢何か幸せそうで、見てるこっちも嬉しくなる。忍田さんも言ってたよ。｣

A｢ありがとうございます…。｣

あ、そういえば…。

A｢さっき加古先輩に捕まって酷い目にあったんですよ。｣

東｢加古はAの事ホントに好きだからな(笑)｣

A｢キスマークじゃない！！とか言われて…凄い恥ずかしかったです…。｣

東｢！…太刀川も中々やるなぁ(笑)｣

A｢ほら！この首筋のとこ！｣

東｢どれどれ…？｣

スッ。







迅side

スタスタスタ。

当真｢迅さーん、ロビーで何かあんのか？｣

迅｢まぁまぁ。行けば分かるって。｣

出水｢太刀川さんどこ行ったんだろ？ちょっと意地悪し過ぎたかな？｣

風間｢ほっとけばいい。どうせすぐ元に戻る。｣

冬島｢ロビー着いたぞー。｣


おやおや？やっぱりいた。

迅｢皆！ちょっと一旦ストップ！｣

出水｢？なんすか？｣

スッ。

迅｢あれあれ。｣

当真｢あ。東さんとAじゃん。｣

冬島｢仲良さそうに話してるね〜。｣

風間｢…ん？あれは…。｣


迅｢さ、どーなるかなー。｣

ニヤニヤ。

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