A級1位のあの人に恋をした5 (ページ18)

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216話提案2 ページ18

出水side

俺は今、ものすごく困っている。
俺はA級1位部隊に所属しているが、チームメイトの太刀川さんとAは付き合っている。2人ともお互いのことがアホみたいに好きである。

この前太刀川さんとAがちょっとやらかして忍田さんに怒られて、別々に任務するように言われたわけで…一日が経った訳だが…

太刀川さんの我慢は既に限界に達していた。たった一日しか経ってないのにもう無理とか言い出した。

俺はめんどくさくなって…とある言葉を言ったんだが…今はその言葉を言わなければよかったと後悔している。

ぐいぐいっ。

A｢出水先輩も一緒じゃないと無理です！！｣

太刀川｢はぁ！？何でだよ！？俺と二人きりじゃ嫌なのかよ！｣

A｢出水先輩も来てください！！｣

出水｢おい……。｣

太刀川｢あっ！出水！Aに近いんだよ！離れろ！｣

出水｢いやいや……。｣

太刀川さんがAに同棲しようと言ったら、Aが恥ずかしいから俺も一緒に来いと言った。

出水｢まじで…同棲すればとか言わなきゃよかった…。｣

米屋｢なーんだ、弾バカが太刀川さんに提案したのか。ばかだなー。｣

当真｢太刀川さんの猪突猛進さをなめてたなー。｣

二宮｢…騒がしい奴らだ。｣

出水｢とりあえず…2人とも落ち着こうぜ。｣

スッ。

出水｢あー…太刀川さん。確かに同棲すればとは言いましたけど流石に急すぎます。Aにも心の準備ってもんが必要ですから。｣

A｢そうですよ！！｣

太刀川｢なんだとっ！？｣

出水｢あと、Aはそろそろ太刀川さんに恥ずかしがるのをやめろ。今までもずっと一緒にいたんだからあんまり避けると太刀川さん拗ねるぞ？ほどほどにしとけよ。｣

A｢うっ…！｣

太刀川｢そーだよ！｣

出水｢だから今日は2人でメシでも行ったらいいんじゃないすか？ゆっくり雑談でもなんでもすればいい。｣

A･太刀川｢！｣

出水｢それならAも恥ずかしいことはねぇし、太刀川さんもAと一緒にいられるでしょ？｣

A｢…そうですね！ご飯！ご飯行きましょう！太刀川さん！｣

太刀川｢…だな！よーし！早速行くか！1回隊室戻るぞー。｣

スタスタ。

出水｢やれやれ…。｣

迅｢凄いね出水。あの二人の扱い方完璧。｣

風間｢あの二人に挟まれればそうなるだろ。｣

出水｢あの二人はずっとあんな感じっすよ。…ま、俺は今の感じの二人が好きっすから良いっすけどね。｣

迅｢ははっ！出水もやっぱ似てんのかもね。｣