44話 会議 ページ45
風間side
風間「…。」
黒崎が泣いていた。あいつの涙を見たのは2回目だった。
太刀川と色々とあったらしいが…。
…俺に今出来ることは何だろうか。
嵐山「太刀川さん、来ませんね。もう会議が始まる時間は過ぎてるのに。」
風間「俺が連れてきます。会議は進めてて下さい。」
忍田「分かった。頼むぞ。」
スタスタ。 ウィーン。
太刀川隊の隊室には太刀川が1人俯いていた。
風間「おい太刀川。もう隊長会議の時間は過ぎている。早く来い。」
太刀川「あ…風間さん。」
酷く苦しそうな表情の太刀川。
風間「黒崎と色々あったのは知っている。」
太刀川「！何で…。」
風間「廊下でたまたま会った。…泣いていたぞ。」
太刀川「うん、知ってる。俺がバカだから、どうしようもないから。Aを泣かせてしまった。」
風間「…暫く黒崎は防衛任務に出ないそうだ。少し休みたいと言っていた。」
太刀川「…そっか。」
風間「…話さなくていいのか？」
太刀川「もう…話してくれないんじゃないかな。顔も合わせてくれないと思う。だから、もういいんだ…。」
風間「お前…。」
本当にそう思ってるのか？
伝えたい事はすぐに伝えないと後悔すると思うがな。
だか太刀川自身がそう言ってるのなら俺には口出しは出来ない。
風間「…そうか。今は会議に行くぞ。」
太刀川「会議か。休んだらダメかな？」
風間「当たり前だ。お前反省しろよ。」
太刀川「あはは…ごめんごめん。」
スッ。
つくづく思う。
太刀川と黒崎は似ていると。
何かあったらすぐ表情に出る。
何かあっても無理に切り替えようとする。
風間「お前らはバカだな…。」 ボソッ。
太刀川「え？何か言った？」
風間「いや。…早く行くぞ。」
スタスタ。
ウィーン。
風間「すいません、遅くなりました。忍田本部長。」
忍田「いや、よく連れてきてくれた。では続けよう。2人とも座ってくれ。」
ストッ。
忍田「先程も言ったが、近々近界民による大規模な侵攻が起こる。今日はその対策についてだ。」
太刀川「大規模侵攻…！」
太刀川のやつ、少しワクワクしてるな…。相変わらずの戦闘バカめ。
忍田「迅の予知だと4年半前の侵攻より、遥かに大きな侵攻になる。いつ来るかはまだ明確ではないが、街を守る為に負ける訳にはいかない。この戦い、必ず勝つぞ！」
全員「了解。」
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嶺真(プロフ) - アニオタさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても光栄です。これからも拙い文章ですが頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: e5afdd0956 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ - 今回“A級1位のあの人に恋をした”という作品に自然と涙してしまいました。とってもいい作品ですね。 私は、まだ14の学生ですが、将来小説家を目指してます。嶺真さんのことを応援しながらも、私頑張りたいと思います。 これからも応援しています。 (2017年12月24日 19時) (レス) id: 47e23c8f52 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きです今後他の作品を作る予定があったらワールドトリガーの三輪か太刀川か三雲の姉か妹か幼なじみがアニメKか銀魂かリボーンとコラボかトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します (2017年12月10日 13時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2017年11月2日 16時
