40話 買い物2 ページ41
Aside
スタスタ。
街まで来たのはいいけど…。
A「二宮先輩、太刀川さんって何欲しいと思います？」
二宮「餅を大量にやれば喜ぶだろ。」
A「いや、そういうのじゃなくて。」
二宮「知るか。お前からのプレゼントなら何でも喜ぶだろ、あいつは。」
A「えー？何ですかそれ。」
太刀川さん何あげたら喜ぶかな〜？
A「あっ！これ可愛いですね。」
ヒョイ。
二宮「このぬいぐるみが可愛い？…女はよく分からないな。」
二宮先輩、ちょっと呆れてる？
ガッ。
A「わ…っ、ととっ…！」
危ない危ない。つまづいて転ぶ所だった。
二宮「おい、大丈夫か？」
A「あ、はい。すいません。」
二宮「…ちょっと目つむってろ。」
A「え？あ、はい。」
スッ。
二宮「いいぞ。」
A「あれ？」
視界がよくなった。
二宮「その前髪邪魔だろ。」
A「何でピン留めなんか持ってるんですか？」
しかもこれ、女物だよね？
二宮「…加古が前にふざけて渡してきた。俺は使わないからやる。」
A「！ありがとうございます、二宮先輩！」
ニコッ。
嬉しいな〜。二宮先輩がピン留めくれるなんて。あの鬼みたいに冷酷な人が。
二宮「おい、お前今俺の事悪く思ったろ。」
ギクッ。
A「そ、そんな訳ないじゃないですか！いや〜、嬉しいですよ〜。」
やっぱり怖い…。
むにぃっ。
A「いひゃい！いひゃい！」
二宮先輩にほっぺをつねられた。
二宮「はっ、何言ってるのか分からないな。」
パッ。
A「痛いじゃないですか！」
二宮「お前が悪い。」
A「何で！？何もしてないのに！」
二宮「…ふっ。」
あ…。
A「二宮先輩が笑った…！久しぶりに見ましたよ〜。」
べシッ。
二宮「お前は俺を何だと思ってるんだ。…早く選べ。」
A「あ！はい！」
んー、悩むけど…。
スッ。
A「コレにしますね！」
二宮「…まぁ、いいんじゃないか。」
スタスタ。
ボーダー本部
二宮「俺はこの後チームミーティングがあるから隊室に戻る。じゃあな。」
A「はい！二宮先輩、今日は本当にありがとうございました！」
スタスタ。
さて、私も隊室戻ろ〜。
ウィーン。
A「ただいまでーす！」
あれ？太刀川さんしかいない。
太刀川「…。」
ていうか、空気重たい…？
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嶺真(プロフ) - アニオタさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても光栄です。これからも拙い文章ですが頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: e5afdd0956 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ - 今回“A級1位のあの人に恋をした”という作品に自然と涙してしまいました。とってもいい作品ですね。 私は、まだ14の学生ですが、将来小説家を目指してます。嶺真さんのことを応援しながらも、私頑張りたいと思います。 これからも応援しています。 (2017年12月24日 19時) (レス) id: 47e23c8f52 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きです今後他の作品を作る予定があったらワールドトリガーの三輪か太刀川か三雲の姉か妹か幼なじみがアニメKか銀魂かリボーンとコラボかトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します (2017年12月10日 13時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2017年11月2日 16時
