【銀魂】万事屋一の美少女は金より銀がお好き

例えばキャビアとか ページ18

ヒュウ、と風を切る音がする。


頬を撫でる風は、もう撫でるというより切り裂くと言ったほうが良い様な勢いだ。


万事屋に着くまでの辛抱だ、と目をきつく瞑っていたら、微妙に万事屋とは違う方向に向かっているし。


薄目で前方を確認すれば、路地裏らしき所に向かって突進しているようだ。


いやでもあの幅は絶対通れないって！！



「ま、待って定春！！無理！この間食べ過ぎてちょっとぽっちゃりでしょ今！！


んなとこ通れないよ！！通ったら私終わるよ！ちょ、誰か止めてぇぇぇえええ！！！？」



しかし私のそんな声など無視して突き進む定春。



今までの色々なことが頭の中を駆け巡った。･･これが走馬灯ってやつか。



あぁ、短い人生だったなぁ･･。どうせならもっと良いもの食べとけば良かった････。なんて覚悟を決めたとき、路地裏に入る直前でそれこそ急ブレーキをかけたかの様に定春の足が止まった。

居場所とはつまり、→←帰ろうか。　side 新八

ラッキーキャラ

来島また子

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