歌い手様にはご注意を！？４【天月】

心配事２ ページ30

まふ「でもさ、いちいちそんなこと言ってたらもうどうしようもなくない？Aちゃんだって女の子なんだし、そもそもひとりの人間なんだから…」





あま「わかってるよ……っ！！」






僕の言葉を遮って、天月くんはいきなり大声を上げた






店内は結構賑わっていたため、天月くんの叫び声は本当に近くの人にしか届いていなかったらしい






天月くんの叫び声に僕が目を丸くさせていると、天月くんはゆっくりと静かに口を開いた







あま「……わかってる。わかってるんだけど…なんかイライラしちゃう……。僕に見せてくれるAちゃんの笑顔を、他の人に知られたくない。僕だけが知っていたかったのに……って思っちゃう…」





天月くんは、まだ何か言いたい様子だったが、それだけ言うと静かに口を閉じた










(天月くん………)






そんなふうに思ってたんだね…











でもそれってさ、










まふ「天月くんって………結構独占欲強めなんだね？？」





あま「んなっ……！？」






僕は、挑発するように思ったことをズバッと素直に口に出した





すると天月くんは、顔を真っ赤に染めて何も言えないというような顔をしていた








(ほんとはもっと優しい言葉をかけてあげたいんだけど…)







そんな優しくしてたら、あまちゃんもっと甘えっ子ちゃんになっちゃうもんね？









あま「もうまふくんっ！もっとかける言葉があるでしょ！？″そんなことないよ〜？″とかさ！？」





まふ「僕がいつも優しいとは限らないよ？もっと学習しまちょうね〜あまちゃん？」





あま「僕だってもう立派な大人なんだから子ども扱いしないでよまふくん！！」





まふ「あはははっ！」






天月くんは「むぅ…」と言ってまだ少し納得していない様子だった









(よかった…いつもの天月くんに戻ったね)






いやぁ、それにしても、Aちゃんもいろいろ大変だね







でも、僕にできることは何でもするから









だから、









甘えっ子なあまちゃんをよろしくね、Aちゃん！







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更新遅くなってしまって本当にすみませんでした！(＞_＜)

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