49 ページ11
A side
いや、褒めて欲しかったのかよ！？とか心の中で思ったけど口に出すのはやめた。怒鳴られそうだったし。
爆豪くんと切島くんはどっかいったので、また周りの人の観察を再開した。
今、緑谷くんがボール投げに挑戦している。私の記憶が正しければ、彼は��無個性��だ。だがここにいる。きっと人一倍努力したんだなぁとか呑気なこと考えてたけど、今のところ彼は目立つような記録を1つたりとも出していなかった。
1位取らないと除籍宣言された私が言うのもあれだけど、このままじゃ緑谷くんは危ないと思う。彼自身もどこか焦っているように感じる。
頑張れ＿＿＿＿＿緑谷くん！！
彼には除籍になって欲しくない。彼は絶対いいヒーローになれる。私はそう信じてる。
緑((ワンフォーオール・フルカウル!!))
投げる寸前に彼の右腕に稲妻のような光が走った。おぉ、すごい！！緑谷くん、実はサ〇ヤ人かなにかだったのか！？←
なんて感動したのも束の間...
ﾎﾞﾄｯ
記録 46ｍ
『アレ？』
なんとも言えない微妙な数値で落ちた。
...え、今めっちゃ飛びそうなフラグ立ってたよね？気の所為？？
緑「なんで！？今、たしかに使おうと...」
相「個性を消した」
緑「え！？」
『え...』
��個性を消した��
先生は確かにそういった。ってことは、サイ〇人の一族じゃなかったのね。え、でも、待って。緑谷くんって確か、無個性じゃ...？
まぁいいや。深く考えるのはやめよう。15歳過ぎて個性が現れたって可能性もなくはないだろうし。過去にそんな事例ないけど((
焦「あいつ、個性使おうとしてたよな...」
『だね。先生が消したっぽいけど』
焦「個性を？」
『うん。相澤先生はイレイザーヘッドだよ』
焦「あぁ、お前が好きな抹消ヒーローか...」
いつの間にかヌルッと私の隣に居て話しかけてきた焦凍はさておき、緑谷くんと先生は何か話し終えたようで、彼は2回目のボール投げを迫られていた。
「まずいぞ、このままじゃ緑谷くんは除籍...」
「ﾊｯ、ったりめぇだろ。無個性の雑魚だぞ！！」
「君、入試の時に彼が何をしたか知らないのか！？」
「はぁ？」
他の生徒たちも彼が気になるようで、ほぼ全員が注目していた。
切羽詰まった顔をする緑谷くん。
ヒーローはそんな顔しちゃダメだよ。
ピンチな時こそ...
『笑え！！緑谷くん！！
そんな辛気臭い顔しないのっ！ヒーローは困難を前にして笑うもんだよ？
自分を信じて、Plus ultraだ！！』
緑「！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1043人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なおみ(プロフ) - 続きみたいです！待ってます！！ (2022年3月21日 0時) (
レス) @page34 id: 4f9348325b (このIDを非表示/違反報告)
アイ - とても面白くて何回も見てます！更新待ってます*\(^o^)/* (2019年3月26日 3時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ好き(プロフ) - |・ω・｀)あの･･･ごめんなさい【ワンフォーオール・フルカウル】はグラントリノのとこで初めて登場？したような気がします多分……勘違いでしたら申し訳ございません……コメント失礼しました… (2019年2月24日 7時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
水波(プロフ) - 続きが凄く気になります！これからも更新頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2018年10月23日 20時) (レス) id: 6b844c68fd (このIDを非表示/違反報告)
斉賀(プロフ) - 更新来た！！！！嬉しい。次も楽しみに待っています。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: cc12e08766 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イオ | 作成日時：2018年8月22日 0時
