先輩と××…【吉野北人】

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「ふぅ、やっと駅ついたよ〜」





今日も部活も無事に終え、駅から自宅への帰路へついていた







あのクッキー事件(先輩の手が私の口に触れた)から数日、特にこれといったことはなく




毎日の学校生活に慣れることに必死になっていた







もう9時半か…



ピロンッ






吉野北人お疲れ様、まだちゃんとクッキーのお礼してなかったなと思って連絡したんだけど…今平気だった?




北人先輩からLINEきた！！！！！！！
やばい！！どうしよう！！




今すぐはしゃぎ回りたい気持ちをグッとこらえて、何て返信しようか考えていた





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コツコツ

コツコツ






私の家は完全なる住宅地、この時間はあまり人通りがない



コツコツコツ

コツコツコツ




なのになんか変、すぐ後ろにずっと人がいる



しかも駅を出てすぐからここまでずっと









その時ふと思い出した…



((北「この辺変質者出るから気を付けてね」))




まさか…ね









コツコツ

コツコツ






怖い…

どうしよう…







「あ、コンビ二…ボソッ」





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コンビ二に一旦逃げたはいいけど、追いかけて来ている男の人…らしき人が外からじっと私を見ていた





こわいこわいどうしよう



家までまだ距離あるし






北人先輩…





意を決して通話ボタンを押してみた









プルル… プルル… プルル…









北「もしもし？どうした？」




「夜遅くにすみません… 家に帰ってる途中なんですけど___________」



ここまでの状況を話した








北「…すぐ行くからそこから離れないで…プチっ」



ツーツー





一方的に通話は切られ

無機質な音がこだました









こんな時に先輩にしか頼れない自分が嫌になった





自分の身は自分で守るって決めたのに




実際こうなってしまうとなかなかそうはいかないみたいだ、






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