13.後悔 ページ14
その後無事下ろしてもらい2人で並んで歩く
「ハナゴイせんせーはさぁ」
「うん?」
「たのしい?今、」
「今?ここでみんなに授業するのは楽しいよ。君とこうやって話すのもね」
「へぇ、飛び級?ってさ周りのヤツらなんも言わねーもんなの?」
やっぱりそういうのって気になるものなのか
「あー…嫉妬とかの感情を向けられることは多かったかなぁ…特別気にしたことは無いけど」
「ふうん。やっぱせんせーもずっと勉強ばっかりしてたの?」
なんか今日は真面目な話題が多いなフロイドくんにしては
「まぁ、ね。うち、親も弟も優秀だったからさ。置いていかれないようにっていつも思ってたよ…けど」
一拍置いて学生の時からずっと思っていたことを独り言のようにぽつりと零した
「私は…飛び級をするより友達と遊んだり高校生らしいことしたかったし、家族が優秀で置いていかれないように怯えるくらいなら普通の家庭で普通に育ちたかったなぁ…なんて。ごめんね、自分のことばっかり」
とフロイドくんの方を見ると彼は目を見開いて立ち止まっていた
「ええと、どうしたのかな」
「せんせーって元々頭良かったのかと思ってた」
「はは、よく言われるよ」
乾いた笑みを零す
「せんせーは今は後悔してないの?家とか自分のこととか」
「…してないよ。さっきも言ったけど私は今の生活が自分の人生のこの瞬間で1番幸せな選択肢だと思ってるから」
そう言って緩く笑って見せるとフロイドくんも安心したように笑って「そっかぁ〜」と納得したようだった
「はい、着いたよ」
「ん、ありがとう。今度お店お邪魔するね」
「沢山注文してね〜」
「がめついな。わかったよ1年生たちと一緒に行くよ」
お待ちしてまぁすと言って彼はスタスタと来た道を戻っていった。
なんか自分のことばっかり話してたから疲れちゃったな。
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ぴよぴよ(プロフ) - るくるくさん» ありがとうございます!そう言っていただけると励みになります!これからもぜひ楽しんで読んでいただけると幸いです (2020年5月6日 13時) (レス) id: a7b0dad548 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぴよ(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます!これからもマイペースにはなりますが更新を続けていきますのでよろしくお願いします! (2020年5月6日 13時) (レス) id: a7b0dad548 (このIDを非表示/違反報告)
るくるく - 私も続き気になりますー!更新頑張ってください!!…… (2020年5月6日 13時) (レス) id: 45543e3d5e (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月6日 13時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよぴよ | 作成日時:2020年5月5日 16時