【第五人格】クスリ漬けの少年【男主】

__33粒__ ページ36

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ナワーブside




ゲートに着くと俺はAに「ごめん」と言ってから中へと入っていった。



Aの重みが消えて気がつけばロビーに俺は立っていた。



ロビーの掲示板が更新されている。




【残念ながらA・カールはゲームにて深い眠りにつきました。残念ながらここでゲームから脱落となります。お悔やみ申し上げます。部屋などはしばらくそのままにしておきます。必要なものがあれば速やかに取り出しておいてください。時期に部屋のものを撤去します。
次に今週の__】




俺はすぐにAの部屋へ行った。



鍵がかけられてあったがドアを蹴り飛ばして中へ入った。



俺が来ていた時は綺麗に整理されていた部屋が今はものが散乱していて足の踏み場がない。その上多数の血痕が残っていて生臭い。


白いベッドは真っ赤に汚れてしまっていて酷いものだった。




ほとんど散乱しているものが薬の瓶や作る時に使用していた道具、本や難しい文章が書かれた紙。




俺は壊さないように中へ入り荘園に来た時に渡される日記帳を探した。



突き放したあの日からAがどうなったのかを知りたい。



ベッドの下を探すと赤い箱に入れられた日記帳を見つけた。



日記帳の他に空の注射器が入っていた。



座れる場所を作って俺は日記帳を読んだ。



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