【第五人格】クスリ漬けの少年【男主】

__17粒__ ページ19

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次に目を覚ましたのは2日後の朝だった。


ずっと眠っていたみたい…。


部屋のドアを確認しに行くとドアに持たれかけるようにしてナワーブくんが眠っていた。



『な、ナワーブくん…こんな所で寝ていたら風邪ひいちゃう…よ……？』



ナワーブ「ん……A？」



『ほら、部屋に戻って』



ナワーブ「良かった…2日も反応がなかったから心配したんだぞ！」



『ひひっ…ごめん。今から少し出ていくね…夜には帰るから…』



ナワーブ「どこに行くんだ」


『秘密。時期にわかると思うよ？ひひっ』



そう、いつかきっと分かる。


体の状態がどこまで動かせるか。

どこまで進んでしまっているかを診てもらう。



薬漬けの体だからもう時間が無いかもしれない。



僕は屋敷を出て数ヶ月ぶりに行きつけの医師(闇医者)の所へ行った。




暗い裏路地を進むと古びた今にも壊れそうなドアがある。



そのドアを開けて中に入ると室内とは思えないほどの綺麗な庭園がある。



その先を進んでいくとまたドアがあってその先に医者がいた。


ノックもせずに力任せに開けると白髪混じりの弱そうな男の人が立っている。この人が一応お世話になっている人。


医者「やぁ、来ないからどこかで野垂れ死にしたかと思ったよ」



『ひひっ。僕は簡単には死なないよ？薬さえあればね』




僕はにぃーっと笑って部屋の中に入っていった。






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