【第五人格】奪われた灰色の弟【男主】

〆（25）〆 ページ26

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明日から2日間東京へ参ります。
今日生徒指導を受けましたが帰って直ぐ髪染めました。懲りてません。
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夢主くんside






僕は急いで海の中へまだ痛むお腹の傷を堪えて飛び込んだ。




それが命取りになるとは知らずに__。





海の中に入った途端全身を針で刺されるような痛みが僕を襲った。



実際には刺されていない。



けどとても痛い。



痛みで気を失いそう。




だけど、だけどイソップさんを助けなきゃ。




『イソップさん、どこ？』




海は予想以上に深くてその上視界が悪い…全身が痛い…イソップさんを見つけられない。



『あﾞあﾞっっ…どごっ…？』



痛い、死にそう。



深く、深く深く潜っていく。



すると灰色の物体が見えた。



きっとイソップさんだ、



僕は急いで近づく。





『イソップさんっ！』




灰色の物体はイソップさんでぐったりしている。



イソップさんは人間だから早く陸に連れていかなきゃ死んでしまう。




『死なないで、お願いだからっ…うっ…』



僕の体にピッタリと抱き寄せて陸へ向かう。



何故かわからないけど口から血が出てきた、腹からの出血がひどい、回復ができない。




意識が飛びそう。





あともう少し…あともう少し…。



海面にイソップさんを出して息ができるようにする。



陸へイソップさんを運ぶ。



『これで…いい……かな』



砂浜にイソップさんを寝かせ医師の人を呼びに行こうとした、だけど力が急に抜けてそのまま僕は倒れてしまった。





意識がゆっくり遠のく。









____哀れな人魚



_____呪いは解かれる__



_手遅れになる前に見つかれば…___

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