__漆__ ページ21
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私はさっき使った呪言のせいもあって
大量の血に染まり、ありったけの力を使ったので
もう体には一切力が入らない。
煉獄「A……Aっ……」
『しゃ、け』(大丈夫だよ)
煉獄「大丈夫な訳無いだろう…何故俺を庇った…」
『……す、き』
煉獄「……!」
『す、きだか…ら』
煉獄「A…さっき列車で話していたの覚えているか?任務が終わったら詳しく聞かせてもらおう、と。」
小さく頷けばゆっくり話し始めた。
煉獄「俺はAの事が好きだ。1人の女性として。呪言師というものに生まれ育って悩む事もいっぱいあっただろう、その小さな体で大きなものを背負っていたのだろう。だが君はあまり俺たちの前で弱音を吐かなかったな。君は弱者なんかじゃない。」
『あ、りが…と、ぅ……』
煉獄「俺がこれからも君を支えよう。だから俺を置いて行かないでくれ…頼む…」
『きょ、じゅろ……』
煉獄「A…」
『きょう、じゅ、ろ………愛しっ……て…ま、す…』
煉獄「あぁ、俺もAのことを愛している」
お互いの唇が重なった。
こんな幸せな最後でいいのかな
杏寿郎、愛してるよ。
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作者名:ちょこぺろ。 | 作成日時:2021年10月16日 14時