６９ ページ9
ぐぅ、とお腹が鳴る。
ほんとにご飯抜きだったし！！
時計を見れば午前２時。
お腹すいた..
『そだ、コンビニいこ』
財布を掴み静かに家を出た。
『やっば、寒っ！』
体を折ってうずくまり気味に暗い道を歩く。
世の中の味方のコンビニにはいれば何故か見慣れた赤髪。
なんでこんな時間にいんの。
『カルマ』
ぴくりと反応したカルマは綺麗な赤髪をなびかせ振り向く。
その目は見開かれていて…
業「Aじゃん。
なんでこんな時間にいんの？」
『修学旅行の事黙ってたのばれて夜久さんとスガさんに怒られた。
で、ご飯抜きだったしお腹すいたから来た。
アンタこそなんでいんの？』
業「俺？
俺もお腹すいたからちょっと来ただけ〜」
そう告げがさがさと菓子パンのコーナーを漁るカルマ。
私も気になった菓子パンを掴みレジへと向かおうとした。
『えっ、ちょっと返して！』
カルマに菓子パンを後ろからひょいっと奪われた。
業「チビ」
『はぁぁぁあん！？
高いほうですけど！？
てかそれ最後の一個！』
私の言葉を華麗にスルーしレジで会計を済ませる。
んだよこの野郎、と心の中で舌打ちして違うものを探しに行こうと思った瞬間
業「A〜」
『なn(( ぶっ』
がさっ、という音とともに私の顔に当たる何か。
『いてぇなこの野郎！』
ケタケタ笑う生意気な赤髪を睨んだ後私の鼻を直撃した
優秀な何かを見る。
『え』
それは私が買おうとしていた菓子パンだった。
業「やっぱいらない。
あげるー」
『え…。は？』
呆然とする私を放ったらかしてコンビニを出るカルマ。
慌ててその背中を追いかけた。
真っ暗な夜空の下がさがさと袋を開ける音が響く。
『ありがとう、たまには優しいんだね』
業「俺いつも優しいけど？
てかそのパンカロリー高いよね、デブ活じゃんwww」
前・言・撤・回
『お前まじクズな。
動いてるからヘーキだっちゅーの』
腹が立ったからカルマのパンをちぎって口の中に放り込む。
『お、結構美味じゃ』
業「じゃ、俺もー」
『あ"っ、半分くらいなくなったじゃん！！』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雷牙 - 更新頑張ってください (2017年11月4日 19時) (
レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - はいきうランドって、ハイキューから取ってますよね？ (2017年3月25日 10時) (レス) id: e556873c73 (このIDを非表示/違反報告)
青羽(プロフ) - 夜桜 さん» ありがとうございます、頑張ります！！ (2017年1月26日 17時) (レス) id: 71a0a505a1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - とても面白いです〜〜！楽しみにしてます！頑張ってください。 (2017年1月13日 3時) (レス) id: bf437f1d64 (このIDを非表示/違反報告)
青羽(プロフ) - 麗羅さん» ありがとうございます！！ (2017年1月10日 20時) (レス) id: 71a0a505a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青羽 | 作成日時：2016年12月12日 22時
