生まれ変わってもモブだったので、今度こそ下克上します。【鬼滅の刃】

Story43 ページ5

You side





｢へえ、その歳で異能の鬼を倒したんですか…。よく頑張りましたね。私に怪我を見せてみて下さい。｣

『はっ、はいぃぃ』



時はショタ鬼くん討伐をした一日後。
場所は蝶屋敷。

目の前には我らがしのぶさん。

そして、それを前にして別の意味で動悸が乱れている私。


…うん、ただの変態やん私。
おっと自分から言っておいて涙が……()


あの激闘後、私は必然的にあちらこちらに怪我をしている訳なので、意外にも優しかった宇髄さんがここまで連れて来てくれた。


そして後から分かった事だが、あの山は何故か周りの土地に比べて以上に酸素濃度が低かったのだ。

道理で戦闘中に私が目眩を起こしたわけである。

へんっ！全く持ってどいつもこいつも……子供に優しくしろってんだ！！(泣)


…こほん。まあ、いいや。
宇髄さんにも器が狭い(心外)とか言われたし……この癖治さないとなぁ(白目)


まあ、それは差し置いて。


…鬼殺隊って、案外休みをくれるもんなんやな……。

そんな私の第一印象がこれである。


アニメで炭治郎の骨が折れても任務に行かせてたけど、あれば私の夢だったのかな？え？？

流石に十二年も経つと記憶の老朽化が進むんだなぁ〜そっかぁ〜…。


…はっはっ、裏がありそうで怖い。(激震)



｢…おや？……変ですね。
あなた、本当に右腕を骨折したんですか？｣

『へ、骨折…？』


差し出した腕を診るなり、しのぶさんはそんな事を言い出した。

…いや、赤黒く腫れてんなとは思ってたけども。
よもや骨折までしているとは……
よく頑張ったな私…。


｢…この独特な傷跡を見る限りだと骨折は本当にしていたようですが……、それでもこんな短期間で治るはずが……｣

『えっあの、私の右腕がどうかしました？』

｢……｣

『えっ、急な無言とか怖いんですけど。後遺症が残るとかやめてくださいね？？いやですよそんなの？？』

｢…いえ、そんな事は無いのですが。 ｣


いやないんかーーい。

心の中の私が絶妙な角度で腕を振り上げる。
黙り腐れこのやろう…(意味不)


｢ただ…Aさんの怪我の治りが異常に早いので…｣






…………ん？


何それ遠回しにGと同類だって言われてる？？？

泣きそう。

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