Story4 ページ6
You side
その後、オススメに出されたイカスミパスタとアメリカンを十分に満喫してポアロを後にした。
エンジェルスマイルも最高だったけどそれよりも。それよりも！！
えっ、何あのイカスミパスタ…。
美味しすぎて怖い…。
一体何を入れたらあんな味になるんだろう、と頭の中でパスタ作りのシュミレーションをしつつ道を歩いていると、ドンと誰かにぶつかった。
うわあ……やっちまった…！
「あ、すみません」
『え、いえいえ！私の方こそ……』
はっと顔を上げてまず目に入ったのは、太陽の光を反射し、きらきらと靡く金髪だった。
……あれれ？？何だか見た事あるような…。
そう思い、じーとその人物の顔を見詰める。
傍から見たらシュールな光景なんだろうなあと他人事のように思いつつ、今までの出来事を思い出そうと試みる。
金髪で……イケメン……蒼眼…。
………あっ！『お酒』の人だ！！
「えっ」
モヤモヤしていた物が弾け、スッキリする。
思い出せそうで思い出せないという状況を打破したいと言うのは人間の性だと思うんだよね、私。←
そう言えば初めてポアロに行った時、『ベルモット』やら『バーボン』やら。
「…！」
『安室透がバーボン』としてここで働いてることぐらい知っているだろう、とか。
よくわかんない事言われたような気がしないでも無い。
そう考えながら一人納得していると、上の方から声が降ってきた。
「…さっきからぼーっとされてますけど、どこか悪いんですか？」
『へ？』
慌てて視線を上げると、先程ぶつかった方が心配そうにこちらを見詰めていた。
その瞬間、はっと我に返る。
……あっ、ここ公共の場やん。
恐る恐る周りに視線を向けて見ると、皆さんこちらを奇異な目で見つめていた。
『あっ。』
えっ……はずっっっ！！！！
『……すみません！！！』
ガバッと頭を下げ、勢い良く走る。
えっ、恥ず過ぎん？？
何やってんだよ私ばっっかじゃねえの？？？？？
いやほんとに。←
自己嫌悪に浸りながらも羞恥心に身を任せてひたすら走っていると、気がついた頃には目の前にマイホームが。
『oh....。』
・
・
そのまた後日。
匿名:米花町在住のOLが、「帰巣本能まじパネェ」と友人に一人一人話して回っていたとかいないとか。
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カレーを愛す者(プロフ) - 更新ありがとうございます！勘違い系大好物なので嬉しいです！ (2019年10月19日 17時) (
レス) id: 7e908248b2 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - 待ってました！！！更新が生きる糧です (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - guuuさん» 返信遅れてすみません！！！他の小説も読んでいただけているなんて光栄です！(笑)これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします！ (2019年10月19日 17時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ごんべぇさん» 返信遅れてすみません！！！お気遣いありがとうございます！！受験生は他学年に比べてテストの量も多いので、そう言って頂けると荷が軽くなります。更新頑張ります！ (2019年10月19日 17時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
guuu - 作者様の勘違いシリーズとても好きです！！更新頑張ってください！ (2019年10月8日 14時) (レス) id: 3038f2a031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時：2019年8月6日 20時
