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事務所に着くとメンバーが集まっていた。
脱退をこの場で発表するためだ。
「防弾少年団を脱退させてください」
こんなに辛い言葉はこの世には無いと思った。
心臓がバクバクしたし、手をギュッとしてないと今にも震えそうだった。
しかし、そんな私とは裏腹に辞めないで、と説得の言葉がすらすら出てくるメンバー。
ああ、知ってたのか。
きっと集まって、話し合って待っててくれたのだろう。
と、思うと申し訳なくなった。
せっかくのオフの日に。私1人なんかのために。
座って、と促されて席に座ると、隣に座ったホソクオッパが私の手を握った。
ホソクオッパは珍しく何も言わなかったけど、その手は強く握られていた。
結局、3時間、メンバーは私がどれだけこのグループに必要か、力説してくれた。
それでも私の意思は固かったし、揺るがないつもり、だったのだけど。
MN「今日はキリがないから。みんな冷静になってもう一度考えなさい」
今日は解散にしよう、というマネオッパの一言で、私たちは事務所を後にした。
疲れ切った私たちはいつもより少しだけ重い空気で夕食を終え、私はすぐに自分の部屋に戻った。
ナムオッパが、迷惑なんて思ったことない、そう言ってくれたのは嬉しかった。
みんなが必要としてくれてることは嬉しかったし、少しは理解した。
でも、一つ、やはりダンスのことだけどうしても気にかかった。
この先活動を続けたとして、女性だからという理由でパフォーマンスの足を引っ張るのは許されない。
もっと練習しなければいけない。
でも、ダンスを嫌いになりたくない。
その葛藤がずっと私の心の中で消えなかった。
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クロ(プロフ) - あああさん» コメントありがとうございます！イチャイチャが書き足りないのでいつか書けたらと思っております…！ (2022年2月8日 19時) (
レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
あああ(プロフ) - すごくキュンキュンしたり、読みながらニヤニヤしてたりしてました笑もし番外編を作る予定がありましたら、また読みたいなと思います！ (2022年2月7日 2時) (レス) @page50 id: 6326bb1af0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - soraさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 始めまして！最近ホビペンになりまして、主様の投稿を見ているとキュンキュンします♡いつも応援してます！ (2021年10月18日 22時) (レス) @page25 id: 4fa3e92ebc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2021年9月18日 11時
