ＯＮＬＹ［HS］ (ページ45)

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12_JM ページ45

Aが帰ってきた。
泣き腫らした目に、いつも通りの笑顔を浮かべているのが逆に痛々しかった。
マネヒョンに言われてホソギヒョンと部屋に戻ったA。
心配で心配で仕方なかったけど、今自分にできることは何もなかった。

MN「心配かけたな。Aの足の怪我は大したことないから。ただ…」

JM「ただ？」

MN「ただ、最近かなり精神的に追い込まれていたみたいで。まだ詳しいことは本人とも話さないといけないから何も言えないんだけど、PDニムとも話さないといけない」

PDニムにも話さなきゃいけないほど追い込まれてたって？どういうこと？
疑問が口をついて出そうになるのを察したかのようにマネヒョンは釘を刺した。

MN「不安なのは分かるが、できるだけ、Aとは普通に過ごしてやってくれ。きっとそれが本人にとって一番いいだろうから。」

近いうちにお前たちにもちゃんと伝えられるようにするから。
今日は出前でもとって、早めに休みなさい。
と、それだけ残してマネヒョンは帰っていった。

NM「...何か頼むか」

しばらくして口を開いたのはナムジュニヒョン。

YG「そうだな」

ユンギヒョンの同意で、僕たちはぞろぞろと再びソファに集まった。

今は何も聞かず、いつも通りに過ごしてほしい、か。
もし僕が宿舎に残っていたら、今Aの部屋でAのそばにいたのは僕だったかな。

Aがホソギヒョンに一番心を許しているのは分かっている。
そんな無駄なことを考えながら、ぐぅぐぅと鳴るお腹と、何が食べたいか相談を始めた。