ＯＮＬＹ［HS］ (ページ13)

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『』…日本語

さて、明日は待ちに待った…

TH『日本ダー！！！』

そう、新曲のパフォーマンスのため日本へ行く。
日本には5日間滞在する。マネオッパが4日目の午前中までで仕事が終わるように組んでくれたので、1日半の自由時間が与えられた。

そして日本滞在4日目は、姉の誕生日だ。
3つ上の姉はすでに結婚して、去年忙しくて帰ってこれなかったうちに甥っ子ができた。
姉への誕生日プレゼントと、甥っ子へのおもちゃをスーツケースに詰めて、会える日を楽しみに荷造りをしていた。

JN「Aヤ、荷造り終わった？」

「まだです…」

JN「ヤァ、まだ終わらないの？オッパが手伝ってあげようか？」

「本当ですか！？」

JN「しょうがないなあ」

開け放った扉から床に広げた荷物を見つけたジンオッパが部屋へ入って来た。
これは持っていくの？これは？と、荷物を一つ一つ確認してくれるジンオッパ。

TH「A？自由時間はどこにいく？」

JN「Aは自由時間は僕たちと行動しないよ。」

TH「えっなんで！？先約！？男！？！？」

「どうしてそうなる…」

HS「その日はAのお姉さんの誕生日なんだって」

TH「そっか…それは大事な用事だ。でもAがいないならどこに行けばいいの…」

どこでもいく場所はたくさんあるでしょうよ、と心の中でつっこみながら笑うと、ホソクオッパが部屋を覗いてきた。

HS「また入らなくなっちゃったの？」

「うっ…はい…」

ホソクオッパはいつも私の荷造りを手伝ってくれるので、どうして私がこんなに困っているのかもお見通しというわけだ。
毎度、荷物を詰めようと意気込んで詰めてみるものの、詰め方も下手くそならば荷物も多いわでやり直し、やり直し、と繰り返すうちにこうして荷物が床に散らばっていくのだ。

「ジンオッパが手伝ってくれてるんですけど、やっぱり全部持っていきたくて…」

今回は特にプレゼントやらお土産やらが盛り沢山で、入り切る気配のない荷物の量に途方に暮れていた。
そして手伝うと言ってくれたジンオッパも、予想以上の荷物の量に一緒に頭を抱えてしまった。

HS「じゃあ、手伝ってあげるからとりあえず詰めてごらん。入らなかったら俺のところに入れたらいいよ」

「オッパ…」

JN「その手があったか…」

HS「後は僕がやるんで、ジンヒョンはもう休んでください」

「オッパ、ありがとうございました」

ジンオッパにお礼を言うと、ああそうか…と少しだけ歯切れの悪い返事をしながらも、オッパは私の部屋を後にした。