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あなたサイド



____りょうくんの友達は、としみつさんという人らしい。


端正な顔立ちと落ち着く声が、凄く魅力的な人で、人見知りそうな仕草を時々した。

目を合わせてくれたのは最初だけで、時々振り返ってみても、すぐに顔を逸らしてそっぽを向かれた。



淡々と運転を続けるりょうくんの肩を、赤信号で止まった時に叩く。


「…私、居ていいの?ここに」

小声でりょうくんに聞けば、えっなんで?と驚くりょうくん。

「たぶん、としみつさんからしたら私邪魔だと思うんだけど」

「はぁー?そんな事ないでしょ」

「いや、絶対そうだもん」

「としみつに聞いてみればいいじゃん、ねぇ、としみつ〜」

「ちょっとりょうくん!」


私が止めた時にはもう遅くて、少しぼーっとした様子のとしみつさんが顔を上げていた。


「A居て、邪魔じゃないでしょ?居たらダメじゃないでしょ?」


りょうくんがあまりに単刀直入に言うものだから、としみつさんはびっくりした顔をして、チラッと私を見る。

ふいに目が合って、何故かドキッっとした。



____「…別に居たらダメじゃない…です。」



私からまた目をそらして、ぼそっとそう言ったとしみつさん。

少し照れたように、顔をほんのり赤くして頭を搔く姿に、胸がムズムズする。



…見た目も普通にかっこいいし、雰囲気とかもかっこいいから、勝手に女の子で遊び慣れてるんだろうなと思ってたけど、

…もしかしたら、女の子慣れしてないのかな?


ふいにそう思った。



「えっ、としみつなんで照れてるのー?笑」

「うっせー」



りょうくんに反抗した後に、チラッともう一度私を見て、その瞬間にまた顔が赤くなるとしみつさん。



____なんか…ドキドキする。



その胸のドキドキは、しばらく治まらなかった。

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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!泣きました。 (2018年8月17日 22時) (レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´;ω;`) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております! (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです!最高でした!! (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MONO | 作成日時:2017年5月5日 19時

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