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としみつサイド
＿＿＿＿｢どこか連れていってくれるの？｣
＿＿＿＿｢としくんと一緒ならどこでもいい｣
＿＿＿＿｢…嫌とか言わん｣
今すぐ抱きしめたくなる衝動を堪える。
こんなにかわいい奴がいるか。いない。絶対にいない。
としくんと一緒ならどこでもいい。とかどこまで本気で言ってる？
俺は少なからず本気でどこでもいいけど、それ気を使って言ってるだけなら相当小悪魔だぞ？
いや、Aさんは小悪魔じゃない。
あーでも俺に惹かれてるなんて百パーない。もっと無い。
｢…おーい、聞いてる？｣
Aさんの声が聞こえたような気がして我に返って。
慌てて隣を見ると、俺を覗き込むAさん。
としみつ｢あっ、聞いてる聞いてます｣
｢嘘だあ、聞いてなかったでしょ笑｣
としみつ｢ごめん、聞いてなかった笑｣
楽しそうなAさん。
くそ可愛い。
｢浴衣で行く？としくん｣
あー、そういうことか。
俺が浴衣で行くって言うより、Aさんの浴衣姿みたくね？見たいよね。
俺に聞く俺が気持ち悪い。
としみつ｢…Aさんの浴衣姿みたい｣
｢としくんに着ていくか聞いたのに｣
俺の思わず漏れた言葉に、Aさんが顔を真っ赤にしてそういうものだから、
自分で遅れて気づいて恥ずかしくなった。
馬鹿か俺は。
｢じゃあ、私は着ていこうかな｣
としみつ｢…へぇ｣
｢へぇってとしくんが見たいって言ったのに笑
じゃあとしくんも着ていってね、浴衣｣
としみつ｢わかった｣
｢うん｣
としみつ｢浴衣どうする？無くね？Aさん｣
｢レンタルして着付けしてもらおうかな｣
としみつ｢じゃあ俺もそうする｣
｢うん、そうしよう｣
としみつ｢うん｣
俺が返事をすると、うんと可愛く笑って頷いたAさん。
少なくとも、俺と行くことかどうかは別として、
花火大会を楽しみにしていることが嬉しい。
この笑顔を側で独り占めに出来るのが嬉しい。
って思う俺は馬鹿なのか。
＿＿＿＿女の人で
こんなにも短期間で、
こんなにも話せるようになって、
こんなにも空間が落ち着いて、
こんなにも好きになって、
こんなにも離したくなくなる人って、
今までもこれから先も、きっといないだろう。
りょう｢お風呂上がったよ｣
いい感じの空気に、なんでこうもこいつは堂々と飛び込んで来るのか。
着替え終わっても尚爽やかなりょうくん。
俺を見てにやっとしたその姿を、
またぶっ飛ばしたくなった。
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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…！泣きました。 (2018年8月17日 22時) (
レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´；ω；｀) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております！ (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです！最高でした！！ (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MONO | 作成日時：2017年5月5日 19時
