グラサン分解魔は奥さんに甘い4【松田陣平】

126話 ページ7

次の日、陣平とそうくんがお見舞いに来てくれた。


颯真「ママ！たいちょうどう？」


『うん、良い感じだよ。』


陣平「先生はなんて？」


『とりあえず1週間は入院して、大丈夫そうだったら退院だって。』


陣平「そうか。」


颯真「きょうね、ママのにもつもってきたんだよ！」


『ありがとね。ん？これは……』


鞄を開けると、そこにはそうくんが1番気に入っているぬいぐるみが入っていた。


『そうくんのぬいぐるみ……』


颯真「ぼくがいれたんだよ！」


『どうして…？』


颯真「ママひとりだから、さみしいかなとおもってもってきたの！これがあると、ねるときさみしくないんだよ！」


『確かに寂しくないね。でも、そうくんがさみしくなっちゃう…』


颯真「ぼくはパパといっしょだからさみしくないよ！」


陣平「ハギに連絡したら、退院するまで早めに帰らせてくれることになってな。」


『そうなんだ。萩原さんに感謝しないと。』


颯真「だからしんぱいしなくてだいじょうぶだよ！」


『そうだね。ママ安心。』


そして、あっという間に時間が経ってしまい、2人は帰って行った。


2人がいる時は、悪阻は全然気にならなかったのに、また気分が悪くなる。


本当に1週間で治るだろうか＿＿＿

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