2話 ページ3
目を覚ますと、もう太陽が昇っていた。
何時だろ……スマホで確認しようとすると、いくら探してもスマホがない。
鞄に入れたはずなのに、もしかしてあの時忘れたのかな？
スマホには色んなデータが入ってるし、メモもたくさんしているのに…
仕方ない…探しに行くか。
夜勤明けの重たい身体を起こし、私はスマホを落としたであろう警察学校へ向かった。
学校の門は空いていたが、授業中のようで、グラウンドで訓練しているのが見えた。
学生と同じで基礎的な走り込みをするんだ、なんて考えていると…
「おぉ若菜じゃないか！」
『鬼塚刑事！』
鬼塚刑事が、門の前に立っている私に気づき、話しかけてくれた。鬼塚刑事とはある事がきっかけで出会い、今では私の恩人だ。
鬼塚「もう刑事じゃねぇよ。にしても大きくなったな！看護師になったんだって？」
『はい、お陰様で。』
鬼塚「きっと天国でご両親も喜んでるさ。」
『そうだといいです…』
鬼塚「ところで今日はどうしたんだ？」
『あ…実はここにスマホを落としたかもしれなくて、探しに来たんですけど。』
鬼塚「ここに？なんで…」
『夜中、桜を見に行こうとして、この道を通っていたら、怪我をしている生徒さんを見かけて、私が手当てしたんです。それでその時多分落としてしまって…』
鬼塚「夜中に怪我をしている奴…？もしかしてそいつ、あいつか？」
そう言って指を差された方には、手当てをした生徒の姿があった。
『そうです。』
鬼塚「やっぱり松田か…おかしいと思ったんだ。ちょっと待ってろ、今そいつ呼んでくるから。」
そして松田さんという、私が手当てをした生徒さんが鬼塚刑事とやってきた。
鬼塚「彼女がスマホをここに忘れたらしいんだが、お前知らないか？」
陣平「あー拾ったっすよ。取りに来なかったら、分解するところだったぜ。」
鬼塚「今どこにある？」
陣平「自分の部屋に決まってるじゃないっすか。」
鬼塚「すぐ取りに行け！」
陣平「へーい！」
そう軽い返事をして、松田さんはスマホを取りに向かった。
鬼塚「今、若菜と同い年の奴らを見てるんだが、これがまた大変でな。松田は1番手を焼いてるんだ。本当先が思いやられる。」
『確かに大変そうですね…』
しばらくして松田さんも戻ってきて、無事にスマホは私の手元に返ってきた。
そしてその日の夕方、1本の電話がかかってきた。
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りーこ(プロフ) - まみこさん» ありがとうございます！昨日のwildpolicestoryで動いてる松田刑事が観れて幸せでした！これからもグラサンの方もよろしくお願いします！ (2022年10月30日 18時) (
レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - ハロ嫁再上映ということで、久しぶりに見返してみてまた泣きました！！本当に何度読んでも飽きない神作品です〜！！グラサン分解魔は奥さんに甘いも頑張ってください！！応援してます！ (2022年10月29日 16時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
りーこ(プロフ) - たぴぴ#呪術廻戦さん» ありがとうございます！陣平くんは曲がったこと大嫌いなので、一生離しませんよ！新作出来ましたので、そちらの方もぜひ読んで行ってください！ (2022年7月27日 20時) (レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
りーこ(プロフ) - まみこさん» ありがとうございます！今も2人で子育て奮闘しながら、幸せな生活送ってます！新作の方も出来たので、ぜひ読んで行ってください！ (2022年7月27日 20時) (レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - うっわぁー！！更新お疲れ様です！&ハッピーエンドで完結ありがとうございます！！最終話で涙腺崩壊です…次の作品も頑張ってください、応援しています！！ (2022年7月27日 15時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーこ | 作成日時：2022年6月25日 2時
