Seven Lens 【BTS】

36 JKside ページ38

you「あ、ああ、そんなことですか」






そんなこと？






you「ん〜…心配とか不安よりも楽しみにしてる気持ちの方が大きいんです

なので、大丈夫です」






大丈夫です？




何で？




何が？




ヌナは、気付いてないの？




ここにいる7人は、きっと皆があなたを狙ってる




大丈夫なんて、不用心過ぎる




もっと僕らを、いや








僕を意識して









……ヌナ









you「えと、あの、ジョングクさん…？」





『え？

あ、ごめんなさい！』




いつの間にか、ヌナを抱き締めていた





小さくて




細くて




香水とかじゃなくて、お日様のような優しい匂い




赤くなったりんごみたいな頬




『ごめんなさい！』



you「え？あ、ちょっとジョングクさん……？！」



俺まで緊張してるのがバレたくなくて



もう一度謝って急いで部屋を出た



扉を開けるとVヒョンがいた



でもヒョンを無視して自分の部屋に戻った



今だけは、Vヒョンと同じ部屋じゃなくて良かったと思う



RM「ジョングク？どうかした？」



部屋に戻ると
仕事をしていたラプモンヒョンが心配そうに見てきた



『え？何でもないですよ〜』



笑って誤魔化す



RM「そうか？
ヌナの部屋の整理任せて悪かったな」



『…いえ、大丈夫です』



ヌナ、どう思ったんだろう



さっきので少しは、僕を意識してくれるだろうか



それとも、気持ち悪いって思ってる……？








今だけは、誰にもこの音を聴かれてはならない







このうるさい、心臓の音を

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