タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、女神の仕事ももう…終わりだな【のび太の日本誕生】

89話 本物の歴史と偽物の歴史 ページ3

パリーン！

見事に石槍はギガゾンビのお面に当たった。

ギガゾンビのお面が二つに割れる。

ギガゾンビ「ぐぁぁっ…」

そのままギガゾンビはバランスを崩し、階段から転げ落ちた。

ギガゾンビ「うっうぅ…、馬鹿な…どんな機械も分解できるはずだ…！」

ドラえもん「機械なんかじゃない！」

「「「「え！？」」」」

『…その槍は、ククルが使っていた本物の石槍だ！！』

ドラえもん「偽物の歴史が…」

『「本物の歴史に勝てるわけないんだ！！！」』

ギガゾンビは悔しそうな顔をして唸る。

プチン

私の中で、何かが切れた。

『石器時代の人々の苦労を、てめぇみたいな歴史改造野郎が無駄にすんな！石器時代の人々が苦労したからこそ今がある。石器時代の人々がいたからこそ、アタシらは便利な生活ができてんだ！てめぇで世界が回ってんじゃねぇんだよ偽物野郎！！』

ブチ切れた。アイツの悔しそうな顔を見て、ヒカリ族がやられたことを思い出して。

口調が変わったことで皆が目を丸くしているけどそんなの関係ない。

私は言いたいことが言えた。もっと沢山あるけど、ほとんど吐き出せた。

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……

急に地響きがなる。あ、私じゃないぞ？怒り過ぎてこうなったとかじゃないからな？←

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