脊髄損傷 Genki.I ページ10
・
何気ない、いつもの日常は、たった1本の電話によって破壊された。
あの日は、いつにも増して濃い霧がかかっていた。
視界が遮られ、目の前を見るのがやっとなくらいだった。
そんな日でも職種上、仕事がなくなることはない。
いつもならマネージャーの送迎があるけど、
その日は濃霧で運転が危険だったため歩いて現場に向かっていた。
紫耀「うわーぜんっぜん前見えねぇ〜」
廉「優太迷子にならんといてや？笑」
優太「いや、ならねーよ！！」
なんていつもと同じように岸をいじりながら仕事場に向かう。
勇太「それにしても本当に前見づらいね」
海人「玄さんちゃんと来れるかな？」
廉「優太やないから大丈夫やろ」
優太「おい！！」
岩橋は野球誌の仕事があったため、後ほど合流する予定だった。
集合時間の10分前、いつも通り楽屋で各々準備をしていると、マネージャーの携帯に1本の電話が入った。
仕事関係の電話なのだろうと思って、なにも気にしていなかったが、なにやら慌てた様子でマネージャーが戻ってきた。
マネ「お前ら今すぐ病院行くぞ」
優太「え？仕事は？」
マネ「仕事は延期だ、はやく行くぞ」
突然告げられた事態に頭の整理が出来ていない5人
散らかった荷物もそのままに楽屋を飛び出し、車に乗せられた。なぜ病院に行くのか、その理由はまだ分かっていない。
廉「あの、なんで病院に？」
マネ「それは…」
永瀬の質問に言葉を詰まらせるマネージャー
しばらくの沈黙の後、「全部は後で話す」とだけ告げると、車内は再び沈黙が流れる。
来る時はあんなに濃かった霧も気がつけば薄くなり、前もしっかりと見えるくらいになっていた。だけど、5人の心のモヤモヤは濃くなる一方だった。
・
めちゃめちゃ久しぶりの更新になってしまい申し訳ございません！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みあ(プロフ) - 四周年おめでとうございます！ここまでお疲れ様でした。これからも楽しみにしてます (2020年4月14日 23時) (
レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん - じぐいわメインでいわちがパニックになる→みんなに告白するって言う話が読みたいです！ (2020年3月31日 18時) (レス) id: b07165f18a (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 久しぶりの更新！ありがとうございます！待ってました (2020年2月14日 23時) (レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - えぬさん！リクエスト失礼します！玄樹くんが過労で倒れて、廉くんが看病をしてあげるお話が読みたいです！最近更新されてなくて忙しいのかもしれませんが、更新楽しみに待ってます (2019年12月29日 1時) (レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - えぬ。さん！お受験お疲れ様です！このお話好きで、更新されるのを楽しみにしてます。自分のペースでいいので、応援してます！ (2019年12月12日 23時) (レス) id: 985d7c4caa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えぬ。 | 作成日時：2019年9月7日 8時
