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あのキスから1週間が経った
そう皆で海に行く日だ
平野君の朝から行きたいという要望で駅に9時集合になっている
私はコンタクトをつけるために2時間前に起きて慣れないコンタクトを頑張って眼球に入れた
鏡を見るとなんだか恥ずかしくてやっぱりメガネで行こうと一瞬思ったけど、頑張ったし結局コンタクトで行く事にした
そんな葛藤をしていると時計の針は8時半を刺していて、もう家を出ないといけない時間をとっくに越していた
『やばっ！』
私は充電していた携帯を取り、カバンのなかに入れると
猛ダッシュで駅まで向かった
駅に着くともう見慣れた姿があった
紫耀「おーい」
まだ近くの駅前なのに、浮き輪を被って大きく手を振る平野
その左横に由紀ちゃんもいて少し距離を置いた横に永瀬君の姿もあった
永瀬君……ちゃんと来てくれたんだ
なんだか嬉しいな
嬉しさの反面永瀬君のことを考えるとあの時のキスが蘇って恥ずかしくなる
でも…なんだろう？
平野君の右横に誰か分からない人影が見え気がする
どんどんみんな方に近づいて行くとその人は平野君の背中からヒョイと顔を出す
まだ少し皆から離れているけどそれが誰だか一瞬でわかった
『な、なんで海人がいるの！？』
合流できたと思ってホッとしたのもつかの間、自分の弟の海人がこの場にいる事に驚きが隠せない
海人「紫耀さんが誘ってくれた」
『2人が仲良いイメージ全くないんだけど』
海人「ちょうど1週間前かな？ばったり道で会って最初は怖かったけど喋ってみたらめっちゃいい人で」
海人が平野君の話をしていると平野君はニコニコしながら海人の肩を組みだす
紫耀「それで、仲良くなって弟もその日暇だって言うから誘ったんだ」
海人「紫耀さんと海行けるとかまじ最高っす」
紫耀「弟よ！今日は楽しもうぜ」
なんだか海人が平野君の弟子みたいになってるけど……
しかも弟って…名前呼びじゃなくてそのままストレートに弟呼びする人なんて初めて見た
紫耀「てか、今日Aメガネかけてない！！」
海人「あっほんとだ」
海人がいた驚きで自分がメガネをかけていないことをすっかり忘れていた
皆からの視線が私に向けられて妙に恥ずかしくなる
『海って…メガネだと濡れちゃうでしょ？』
紫耀「そうだな」
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TK - 私もこんな恋に憧れます。これを読んで、思わず涙です。 (2020年5月30日 11時) (
レス) id: 7d8539b274 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ももかさん» ベランダ恋伝いも読んでくださったんですね！！ありがとうございます！更新頑張りますね (2020年4月30日 15時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 待ってましたー！！（まだ読んでない）笑、あとでゆーっくり読みます！更新ありがとうございます（＾∇＾） (2020年4月30日 12時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 凄くいい話です！ベランダ恋伝いも読ませて頂き思わず涙です。更新楽しみにしています！ (2020年4月28日 4時) (レス) id: f029cec96f (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ぴらのさん» ご指摘ありがとうございます。確認不足でしたすみません。更新頑張ります！！ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2020年3月31日 22時
