色を知らないお前に見せたい色、戸惑う色2【高杉晋助】

高杉晋助色（ﾘｸ） ページ21

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この前……晋助様が用意してくれた色んな色の着物…。






改めて見るとすごく綺麗だな…………。









貴「緑と……紫………。」







好きな色を手に取るが






どちらもあの方のような深さはない






落ち着くような……………









高杉「A。」








貴「あ…晋助様………。」







高杉「外、行くぞ。」







貴「またお月見でもなされるのですか？」







高杉「………言い忘れてた。ここは地球だ。



今は昼間で月は出てねぇよ。」









その言葉に焦りを感じる








貴「………………」







高杉「どうした」







貴「なぜ………地球に…？」







高杉「…………………あぁ、安心しな。


お前を吉原に返すなんてことはしねェよ。」








離すわけねぇだろ、と聞いて安堵を得るが





疑問は深まるばかり。








貴「なら……………」









高杉「約束、しただろ」






貴「約束…？」






高杉「俺が血で汚したお前の着物、」







貴「それならこんなに……」







高杉「そこにお前の好きな色があれば、な。」







貴「でも………こんなに頂いたのに…」







高杉「そうか。お前は俺と街歩くのが嫌かい」







デ、デートってこと………？





2人で、一緒に……？









高杉「なに紅くなってんだ」






貴「ーっ」





高杉「で、行くのか、行かねぇのか」









貴「手、繋いでいいですか………？」

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