第60話 ページ12
高杉side
真っ暗の中
光を求めて瞼を持ち上げる
相変わらず片方でしか感じられないが
こんな眼にもお前は美しく映る
貴「高杉様………………」
ゆっくりと体を起こせば体は痛むが左眼は痛まない
貴「大丈夫ですか………？」
高杉「あァ…」
貴「よかった……。」
高杉「俺ァどれくらい寝てた」
貴「2週間」
高杉「ずっとそこにいたのか」
貴「いえ、先ほど______________」
高杉「いたんだな。」
貴「心配で……………」
高杉「遊女のくせに嘘が下手だなァ。」
貴「…………………」
高杉「なんだよ」
貴「あの………私、眼が………………」
高杉「あァ。約束、果たしたぜ」
貴「…………………………なら…」
高杉「…………………戻りたいのか……？」
貴「え？」
高杉「地球、」
貴「あぁ……………………」
高杉「……………………」
貴「私は………………………」
行かせねぇ………
高杉「なぁ」
貴「………はい」
高杉「いろよ。」
貴「……？」
高杉「ここに。俺のそばに。」
貴「いいのですか…？鬼兵隊の皆様に迷惑___________」
高杉「そうじゃねェ。他の奴らは関係ない。
もう遊女なんて捨てて。俺だけの女にならねェか」
貴「ど、どういう…………」
高杉「長年やってきた事はやめられねぇって
お前はそこらの男と同じ接し方だっただろ。
そうじゃなくて、俺だけにしてくれねぇか」
酌も、夜も、全部………………
貴「……………」
高杉「あの時………言ったように…お前に惚れたさ。」
貴「私は……………」
高杉「………」
貴「何も………変わって、ません……。
ずっと…………。貴方様が好きで……んっ、」
そっと唇を塞ぐ
高杉「わりぃ。聞こえなかった」
貴「た、高杉様っ…！_______」
高杉「晋助。」
貴「え？」
高杉「……………晋助。」
貴「………………晋助、様………………」
高杉「ん。」
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りなりー - 最高ですね、続きも楽しみにしてますよ。 (2020年3月17日 20時) (
レス) id: 45e0f85ae1 (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - この作品好きですよ。更新すごく楽しみに待っております。 (2019年2月24日 20時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
オリオン(プロフ) - ありがとうございます！これからも楽しみにしてます。 (2019年2月13日 19時) (レス) id: 9f4dc91337 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 赤砂晋助さん» ありがとうございます！とっても面白かったですまた頑張って下さい！ (2019年2月8日 21時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - オリオンさん» リクエスト承りました！何か…ん？って感じになりましたが、不満でしたら構わず言ってください！ありがとうございました！ (2019年2月8日 18時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤砂晋助 | 作成日時：2019年2月2日 21時
