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第20話 ページ20

貴方side









宇宙というものがどういうところなのか



すごく気になるけど………






それより胸を締め付ける存在に頭をかかえていた






高杉晋助に恋をした………







色以外に興味はなく、ましてや私は遊女。





純愛とは無縁だったけれど






高杉様に募るばかりのこの思いにきづくほかなかった







だけど色を知れば私はもうこの船にはいれない…






吉原に戻ればもう一度高杉様にお会いできるかもしれない




だけど一度吉原から抜けた私はどんな扱いをされるか…



戻れたとしても一人の男に恋をしてしまった私は遊女としてやっていけるのか…







そもそも遊女の身分で

攘夷四天王鬼兵隊総督、高杉晋助様に恋をする事自体おこがましいのか…








高杉「A。入るぜ」






貴「高杉様……………」






高杉「見てねぇだろうな」





貴「ふふっ。大丈夫ですよ」





高杉「こっち来い。」






貴「………はい」






高杉「治らなくても気にすんなよ」






貴「…え?」






高杉「この襖開けても治らなかったら


お前、変な気使うだろ。治った振りとかいらねぇから」







貴「……………高杉様…」







高杉「眼、瞑れ」






貴「………………」








スーッと襖の開く音が響く







高杉「A。」






その声にそっと瞳を開ける








貴「……………………」







灰色の中に灰色の光を放つ粒がたくさん散らばっている





………………綺麗だった。





綺麗だけど私の隣の輝きの前ではやはり灰色にしか見えなかった





貴方様の方が綺麗だった……………









高杉「ダメか。」






貴「……………」






高杉「なんで泣くんだよ。気にするなって言っただろ」






貴「ごめんなさい……………」







そんなんで泣いてるんじゃない………





またそうやって抱き寄せるから………………








高杉「おい、どうしたんだ」






貴「……………」







高杉「安心しろ。必ず見せてやるから。」







貴「高杉様………………お願いがあります…」






高杉「なんだ」









貴「もう少し………このままで…………………」

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ユウ - 充分こちらの作品も神作でございます!涙しか出てきません! (2021年4月16日 23時) (レス) id: 3071a230ca (このIDを非表示/違反報告)
O T A K U★★(プロフ) - 泣いちゃいました……。今も、目の前が涙で潤んでぼやけてます……。 (2019年4月3日 23時) (レス) id: 835b4d5769 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 中村千尋さん» 千尋様の楽しみの一つになれてすごく嬉しいです!これからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 未央さん» コメントありがとうございます!更新遅かったりしましたがこれからも頑張ります! (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - ののこさん» コメントありがとうございます(^O^)はい、色盲ですがこれからもちゃんと向き合い、頑張ります(^^)続編も楽しんでいただけるよう頑張ります (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2018年12月30日 23時

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