ドS王子達との関係〈歌い手〉

30話-助けて ページ31

うぅ…やっぱり満員電車とか満員って嫌いだよ
…
狭いし…これでも女だから何されるかわかんないじゃん…
しかもうらたさんの右手が常に背中にあってドキドキする…

ﾌﾟｼｭｰッ
うらた「ふぅ…バス停か。ちょっとは人降りそうだな…」
「ですね…」

そう言ったとき、誰かに声をかけられた。

？「お。Aちゃんやん。」

驚いてうらたさんの体に自分の体が触れる。

「あぁぁ…うらたさんごめんなさい…」

うらたさんは構わずあちらに話しかける。

うらた「あれ？センラじゃん。お前も今からゲーセン向かうの？」
センラ「あーうん。そうやよ。一緒に行こうや」
うらた「おけー」

バスがバス停から出たあと、センラさんは私に「ごめんな。驚かせちゃって」と囁いた。
ボソリと「あっいえ」と言う。
うらたさんには聞こえてないみたい…
なんか秘密の会話みたいで楽しいかも…
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誰か助けて。
今の状態ね。
左を向く〜うらたさんと目が合う
右を向く〜センラさんと目が合う
前を向く〜左右からの視線が気になる
上を向く〜センラさん身長高いから目が合う
下を向く〜体調が悪いと思われたらしくうらたさんが話しかけてくる

…どうすればいいの？

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