ドS王子達との関係〈歌い手〉

16話-何組やっけ ページ17

朝。通学路を歩いていると、誰かに声をかけられた。

？「Aちゃん。おはよ。」

背が高すぎる&逆光で見えなかったが、話し方からしてセンラさんだとすぐにわかった。

「センラさん。おはようございます。」
センラ「おはよ。よく眠れた？」

一瞬「なんでこんなこと聞くんだろう」と思いかけたが気にしない。

「はい。ぐっすり。」
センラ「そっか。学校、一緒に行こうや」
「あっはい。」

袖を引かれながらもセンラさんについて歩いた。

センラ「Aちゃん何組やっけ」

急に聞かれたので反応が遅れた。

「あっ、えっと、3組です。」

この学校は毎年入ってくる新入生が多く、私の年は過去最高らしく7組まである。
ちなみに2年は5組、3年は4組らしい。

「センラさんは何組なんですか？」
センラ「あぁ俺？俺は4組やよ。」
センラ「んで坂田が1組、まふが5組な。覚えておいたらいざというとき安心やと思うで。」

覚えておいたら安心と言われたので、覚えておくことにした。
今日は国語・数学のテストが帰ってくる。やばい。

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