" The Greatest " second

ごじゅーさん ページ4

入ってご迷惑かけた警備員さんから引き継がれ職員さんに案内してもらっています



「こちら来られるのは始めてですか？」



「はい」



「ではこれをかけていただいて、今練習しているところなんですが」


関係者と書かれたシンプルなものを手渡され首からかける

こういうの……始めてだ



「よかったら見ていきます？」



「え、」



「本日はファンクラブ会員のイベントもないので周りを気にされることもないですし、よかったら」



「お願いします…！」


私森くんの練習見るなんて中学生以来かもしれない、いやもっと前か…


「付き合われてどのくらいなんですか？」


「まだ1年も経ってないです…」


「そうなんですね！昨日お誕生日だったんですよね？」


「そ、そうです」


なんで知っているんだろう………？


「凄く噂になってましたよ」


「え？」


「昨日の森さん格好良かったですね！」


…………なんと


森くんが話したのかな…

森くんがいいなら全然大丈夫だけど


「ではこちらで、森選手には伝わっておりますので」


「ありがとうございます」


グラウンドに足を踏み入れればこんな感じなんだっと単純に感動した


コーチやら、トレーナーさん？がたくさんいてこんな多くの人に支えられているんだと始めて知った


カーンっとバットの芯に当たる音

ゲージの中には森くんが打撃練習を行っていた




「あ、友哉の」



「え……あ、こんにちは」



「秋山翔吾です」



「存じております……」



森くんの方を見ていたところ秋山さんに声をかけられた



「友哉と同い年だよね？」


「そうです」


「あ、昨日で21歳になったんだよね？おめでとう」


「ありがとうございます…」


本当になぜ知っているんだ……


森くんいないし、聞いてみよう



「森くんから聞いたんですか……?」



「そうそう、彼女の誕生日やから頑張るって」



「……………」



"彼女の誕生日"なんと素晴らしいワード………

にやけるのを抑えるのに必死です



「あ、もしかして？」


この方は金子侑司さん………??!


「そう友哉の」


「彼女の碧夏ちゃん？」


「はい、初めまして……」


やばい……こんな選手と話すとか思っていなかったからどんなお話をすれぱ……


さっきから通る選手も見たとのある選手ばかりで…


本日2度目の挙動不審状態



「金子侑司です」


…………お顔が綺麗、眩しい


「碧夏ちゃん西武ファンなんでしょ？」


「そうですね」


森くんが西武だからっていう理由ですが…

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