" The Greatest " second

ななじゅーに ページ24

起きて浅村さんと離れたところにいてよかった…と安堵する

寝相に関してはとても心配だけどたぶん大丈夫そう…？


ずっと浅村さんと話していたけど普通に寝てしまった


お礼にはならないと思うけど朝食を作ったり、美味しい、美味しいと言ってくれて嬉しい


浅村さん見ていると森くんに会いたいなあとしみじみ思う……

いつ会えるかな




鏡を見ながら寝るときに浅村さんが湿布を貼ってくれて大分腫れが引いた気がする

それでも一応って浅村さんに病院に連れて行ってもらった



「………旦那さんですか？」



「いえ、違います…」



「このお怪我は……」


とDVをしていると浅村さんに要らぬ疑いをかけらた

思わず笑ってしまったけど「笑い事やないからー」とどつかれた



怪我も大したことなく、すぐに腫れは引くって

ミイラみたいなんて浅村さんには笑われてしまったけど…



「学校まで送ってくわ」



「ありがとうございます」



浅村さんのお車乗るのも最後かな…
この車に初心者マークつけて運転したかったなあ




「ふふ、そのポーチ可愛いです」



「よく見たらこのキャラクタ―あおちゃんに似てる」



「そうですか？」



「うん、可愛い」



可愛い、なんてやめてください、照れてしまう…




「浅村さんありがとうございました、またちゃんとお礼します」



「ええから、また連絡する」


颯爽と走り出した浅村さんの車を眺めながらちょっとだけ、寂しくなった


本当いっぱいお世話になっちゃった…


どんなお礼の仕方でも足りない…








「ちょ、あおどうしたの？！」



「殴られちゃって……」



「え、森？！森に？」



「違うよ…！」



なのちゃんにはしっかり話したらがっつり怒られました

私があお守ってあげたのに！って

いやいや、あの人なのちゃんのストーカーになっちゃうよ




やっぱりなのちゃんにも森くんに話してないの？と言われて

話すべきなのかな…解決したし、とここに関しては頑固になっている自分がいた









「浅村さん、いいですか？」と呼ばれて着いていけば見せられる雑誌



「これが発売されるけど、この子とは付き合っているの？」



大きく




西武・浅村 警察沙汰?!
ストーカー被害を受けていた彼女を守った！




と書かれていた



元々マークされていたらしくあおちゃんと歩いている写真、あおちゃんを待っている俺、あおちゃんが殴られた時に駆け寄ってる俺








ごめん、あおちゃん

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