" The Greatest " second

ろくじゅーきゅー ページ20

「あおって絶対もっと足だすべきだと思うんだよね」



「え？」



「細いし、長いんだからもっと見せるべき！」


１度森くんのお家に行くときに履いていたくらいで滅多に膝上のものは履いてなかった



「ほら、こういうの似合うと思う！」


ちょうどなのちゃんと買い物に来ているのもあってかなり薦められている



「そうかな…？短すぎない？」



「これくらい普通！」


確かになのちゃんはいつでもミニスカートやショートパンツを履いている

私生きてきてこんな短いショートパンツ履いたことない………




「あおのいいところはこういう短いのを履いても品があるところだよね、不思議！」


あれよ、あれよと試着室に放り込まれて着てみたものの


「これも、履いてみて！」


今度はショートパンツよりも少し長めのスカート

でも、かなり短いから………


「いいね！めちゃいい！」


なのちゃんは店員さんですか？というくらいに押してきて圧に負けて結局買うことに


森くんの相談こそなのちゃんにしてるけどストーカー紛いのことをされているというのは言えないでいた


なのちゃんはすぐ自分のことのように心配してくれるから、

私よりも忙しいなのちゃんに相談するのも申し訳ないって思っている



「じゃ、私教習所行くから」



「本免頑張れ〜〜」



「ありがとう…！」



今日で免許取れたら一段落するなあ

来週は森くんと会う約束もしているし、本当頑張ろう



森くんちゃんとリハビリしてるかな

もうあかん、嫌やーむりーなんていつも電話やLINEで言われるけど



そうやって、弱音というか頼りにされているのは嬉しかった


何も為になりそうなことは言えないからうんうん、って聞くことしかできないのがもどかしいところ



本免を終えて、どうやら受かったみたい

どういう流れかいまいち理解できていなかったけど合格した


よし、なんて思って教習所を出れば、久しぶりに姿を見せた、あの人がいた



びくっと反応してしまって、嬉しそうににこっと笑って手を振られるだけだった


明らかに自分に振っていて、振り返すことはせずタクシー乗り場に急いだ









いつも愛読ありがとうございます*

これからが本番です！笑

引き続き評価、お気に入り登録よろしくお願いします！


ぶるーか

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