ろくじゅー* ページ11
「森くん、おはよう」
いつも通り起きて、軽くスマホを見て起き上がれば大好きな人がいた
「どうしたのー?」
「なーんも」
何時に起きたのか知らないけど、キッチンで料理をしている姿を朝から眺められるなんて贅沢だ
「森くん、大丈夫?被害受けてない?」
俺よりも先に寝たあおの寝相の悪さはひどかった
何度蹴り落とされそうになったことか
あのいい感じの雰囲気でちょっとした思い出話をしたりして、
なのにも関わらず抱き締めていたあおはまず俺の顔を押して突き放し、挙げ句蹴るしでもう、中々寝れんかった
「俺もすぐ寝たから大丈夫やったんやない?」
「よかった…でも私目覚めた時森くんのことラリアットしてから………ごめんね」
ラリアット…………?!
俺知らんうちにラリアットされてたんか
まあ気づかないなら体的にそうでもないってことか
「もう一緒に寝たくないって言われたらどうしようって思ってた…」
「言うわけないやーん」
あおは力強くないから怪我することもないだろうから、大丈夫………なはず
「あ、森くん私ご飯食べたら学校行くね」
「送ってく」
「え、いいよ、いいよ…!今日も試合でしょ、ゆっくりしてて」
「そのまま俺も行くわ」
昨日は早く帰りたいあまり練習をさっさと切り上げてしまったから今日はいつもより早く行こうと決めていた
帰ってあおの出迎えは最高やった………
って昨日の余韻に浸っていれば目の前にはスクランブルエッグにサラダに、ベーコン、ご飯という俺の好きなものが並べられていた
「俺の好きなのばっか…!言ったっけ?」
「言ってたよ、昨日」爽やかに笑いながら言うあお
「覚えとらん……!」
「明日の朝はスクランブルエッグがええ!って」
「俺そんなこと言ったん…?!」
昨日あおよりも飲んだからなあ…変なこと言ってないことを祈る
ご飯を食べて、身支度を整え部屋を出る
「森くんこの辺でいいよ…!」
「え、ここ?そこやろ?正面までいく」
助手席にあおを乗せて、あおの大学ここにあるんやーと初めて知った
「ありがとう、頑張ってね」
「俺こそたくさんありがとう」
あおがドアを開けようとした
あおみたい急に寂しくなって
2日間一緒にいて、実質1日くらいか
本当に幸せで
あおの手首を掴んで強引に唇を押し付けた
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ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» 愛読ありがとうございます!これからもよろしくお願いします* (2019年12月8日 16時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく楽しんでます!更新されてるのが分かるとワクワクしながら話しみてます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 182a43e907 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます( ;∀;)引き続き楽しんでいただければ嬉しいです* (2019年10月20日 1時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです!この後の展開がすごく気になります(><) (2019年10月17日 20時) (レス) id: 86590ef639 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - eri0424さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年10月15日 10時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶ る ー か | 作者ホームページ:http://semi.karasu
作成日時:2019年8月19日 11時