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第3試合ではB組の塩崎茨が上鳴を瞬殺して試合終了。第4試合は飯田とサポート科の発目で、その次は。
「私、行かなきゃ」
「そっか、Aちゃん次か」
「頑張ってね青柳さん！」
飯田がどんな風に戦うのか、そしてまだ見ぬ発目の個性も気になるが、次にはAの試合が控えている。席を立つと、お茶子と出久が笑顔で送り出してくれた。
でも、お茶子の顔色が少し暗い。それに気づいたAは眉を下げ、彼女の顔を覗き込んだ。
「お茶子ちゃん？…………どうかした？」
「…ううん、大丈夫！応援しとるよ！！」
「？……ありがとう」
そんなお茶子を放ってはおけないが、出番が近づいているのも確かで。後ろ髪引かれつつも観客席を後にしたAは、控え室のドアを開けた。静かな部屋に1人、パイプ椅子に座って、はァーっと長く息を吐き出した。
「お茶子ちゃん、不安なのね」
Aが戦った後、常闇と八百万の第6試合、切島とB組の鉄哲が第7試合を終えたら、今度はお茶子の番。……その相手は勝己だ。敵が強ければ強いほど捗る、一種の特殊性癖とも言える性質を持つAとは違う。強敵の勝己と戦うことが怖くて仕方ないのだろう。
(私はどうすれば……)
お茶子を少しでも安心させてやりたい。だけど、Aはどう言えばいいか分からなかった。「お茶子ちゃんなら勝てるよ」「私なら楽しみで仕方ないと思うけどね」……思いつく言葉をかけても、彼女が元気を取り戻すとは思えない。勝てる勝てない以前に、戦うことが怖いというお茶子に前者の台詞を言っても不安は増すばかりだろうし、後者は嫌味みたいになってしまう。
いつでも上を向いて突き進み、戦闘面ではずば抜けたセンスで敵を圧倒するAでも……そんなAだからこそ、今まで周りと馴れ合うようなことはしなかったから、友達を慰める方法が分からなかった。
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まめこ。(プロフ) - 蓬生 綾さん» (°д° )!!今確認してきましたがその通りですね…！すぐ訂正しますね！報告ありがとうございます！ (6月2日 22時) (
レス) id: e800b36b66 (このIDを非表示/違反報告)
蓬生 綾(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください~！ページ7のマイク先生の轟くん紹介台詞ですが夢主ちゃんが2位だったので正しくは3位•１位ではないでしょうか、、？ご報告失礼します。 (2023年2月12日 1時) (レス) @page7 id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年2月7日 11時
