episode #56 ページ8
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｢ママやめてよ…………芽衣だよ！｣
変わり果てた母親に芽衣が叫ぶが、その声はもう届かない。
｢Aちゃん、今助け……………うおっ、｣
ぎゅうぎゅうと首を絞められるAを助けようと京夜が動くが、彼にも死体が襲いかかる。
｢近づいちゃダメだよ｣と芽衣に言い聞かせるAは反撃どころか、抵抗の素振りすら見せない。
｢凄いパワー……これなら死ねるかも………………｣
｢芽衣、少しだけ目ぇ瞑ってろ｣
命の危機だというのに嬉しそうなAの目の前で泣き崩れる芽衣の目を、四季がまた塞ぐ。
そして彼が懐から取り出したのは、一丁のハンドガン。
｢黒葛原、動くなよ！｣
｢え｣
─────ドンッ！
そのハンドガンはここに来る前に無陀野から渡されたもので、血の制御が上手くできない四季のために作られたものであった。四季の血からできた銃弾が込められており、無陀野曰く威力は普通のハンドガンより数段上だという。
死体から解放されたAに、大丈夫か？！と駆け寄るが、何故か彼女は四季を睨めつけている。このままじゃ死ぬところだったんだぞ、と言おうとして、彼女が極度の死にたがりだったと思い出した。
｢チッ、余計なことを……｣
｢悪ィ…………ってなんで俺がキレられてんの？｣
死体を跳ね除け、面倒くさそうに起き上がったAは、ポケットからカッターナイフを引き抜くと、京夜にのし掛かる死体の頭目掛けてぶん投げた。
｢ありがとう2人とも。援護部隊は戦闘はからっきしなんだ｣
｢ああもう、この上なく死にたくなってきた………｣
｢頼む黒葛原、せめてこれ終わってからにしてくれ！｣
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レン(プロフ) - 桃源暗記の夢小説少ないんでめちゃくちゃ嬉しいです！しかもお話も面白くてもう神かなんかですか?!これからも無理せず更新頑張ってください!応援してます！ (2022年1月4日 22時) (
レス) id: 9afc0ca98b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 思わず一気読みしてしまいました！とっても面白いです、更新も無理ない程度に頑張って下さい！ (2022年1月3日 0時) (レス) id: 16a4fd6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 久々に更新嬉しい！ (2021年11月17日 18時) (レス) id: bb356cf189 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ヒロアカでまめこさんに出会いまして、桃源暗鬼も書いてる！ってなって来ました！これからも引き続き更新頑張って下さい！ (2021年9月12日 11時) (レス) id: 1c4434e42e (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - もうほんと最高です (2021年8月20日 22時) (レス) id: 75eebcd608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2021年3月31日 19時
