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じゅうよーん ページ15

A「……ん、……んん?…あっ!?たいじゅ、大寿君起きて!!もう午後だよ!」

モゾモゾとAは起き立てかけてある時計を見ると午後の2時を指していた
焦りながら少し強めに大寿をたたく

大寿「……!?!なにっ!!っっぶねぇ…大丈夫か?」

A「あ、ありがと…」

大寿が勢いよく起きると上に乗っているAが転げ落ちそうになり間一髪の所で抱きかかえられる

A「……今日どうしよっか」

大寿「………腹減った」

A「じゃあどこか食べに行こっか…その前に退けるね」

大寿「……」

A「……大寿君?へぁ!??」

片手で支えられている状態から退けようとした瞬間両手で腰を掴まれた

何が何だか分からずに硬直してると大寿の顔がみるみる険しい顔になっていく

大寿「…おい、お前ちゃんと3食食ってんのか、細すぎじゃねぇか?」

A「ち、ちゃんと食べてるし細くないよ普通だよ柚葉ちゃんだって細いじゃん」

大寿「お前の方が小せぇし細いわ!」

A「…身長は仕方ないじゃん…」

大寿「……とりあえずお前まじで痩せすぎだからもっと食う量増やせ」

臓器入ってんのかこれと真剣な顔付きでむにむにと揉まれる

A「も、もういいから揉まないで!」




なんやかんやありつつ大寿のバイクで家を出た
夜ご飯を食べるにはまだ少し早いので適当に目に入った喫茶店へと入りコーヒーとオレンジジュースを頼む

A「ご飯何系がいいかな?洋風?中華?和風?」

大寿「中華、お前沢山食え春巻きとか小籠包好きだろ」

A「好きだけど…そんなに太らせたいの?」

大寿「細過ぎだ折っちまいそうで怖ぇ」

A「えぇ…そんな簡単に折れないよ…」

真面目な顔して太れと言われ焦る
Aは外を見てほら、他の人達と同じくらいだよと指差すと興味無さそうにコーヒーを飲む

太れ、私は標準との言い合いの末
いつも間にか夕方になり喫茶店を出て中華屋へ向かう
その間Aは恐怖していた大寿がどれくらいの量を頼むのかと…

大寿について行くと高級感漂う店に着いた
店へ入るといらっしゃいませ、こちらへどうぞと個室へ案内された

Aがいつの間にと言う顔をして大寿を見ると少しドヤ顔をされた

メニュー表を大寿から渡され何食べようかと悩んでいると
店員が失礼致しますと入室し大寿の方へメニューを聞きに行く

大寿「…春巻き、小籠包、北京ダック、炸醬麵、肉末焼餅、饅頭、青椒肉絲、酢豚、鱼翅羹…「待って待って!」…」

じゅうごー→←じゅうさーん



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-  ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (4月8日 21時) (レス) @page19 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
Vrjmパピー(>ᴗ<)! - 最高です(´;ω;`)神作品をありがとうございます!!!!!! (3月31日 0時) (レス) @page19 id: f86f2525a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たぬき | 作成日時:2023年2月18日 9時

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