8. 登校 ページ8
＿
朝ごはんを済ませ、学校の準備を済ませる。
シッマもお洋服に着替えさせ、
水筒とお弁当を持たせてから、
四人で家を出る。
「いってきます」
誰もいないお家に、私は今日も。
初めに一番近い小学校へ着く。
「じゃーなー！Aねーちゃん、大先生のことよろしくー！」
ぶんぶん手を振ってから、校門をくぐるシャオロン。
「おはよー」と挨拶していくシャオロンは、
たぶんコミュ強。
保育園に辿りつくと、
いちばんのお出迎えはスタッフの＿＿
「おはようございます」
「あ、チーノさん。おはようございます」
「今日も麗しい。良かったら、夕食でも一緒にどうですか…だっ！」
「何してんねん」
チーノさんとショッピさん。
ショッピさんが鬱君を抱えて、そのままチーノさんの頭を叩く。
鬱君はショッピさんの腕の中でチーノさんを睨みつけている。
「ねーちゃんにちかよんな」
そして私の前で、チーノさんに対して威嚇するシッマ。
「おはようございます。ショッピさん」
「ども。うちの馬鹿がすみません」
「あぁ、いつものことですし」
「Aねーちゃん！！」と屋内から声が聞こえて、
ぱたぱた、と誰かが走ってくる。
「おはようございます」
礼儀正しくペコリと頭を下げたのは、
トントン君。
「おはよう、トントン君」
「あの…えっと、」
もじもじ、と何かを後ろで持ったまま、たじろぐトントン君。
意を決してこちらを見つめて、
バッと一枚の紙を出した。
「これ、ぷれぜんと！おねーちゃんに、もらってほしくて」
私の似顔絵と多様な形に成された折り紙がちりばめられて貼り付けられた紙。
「…家宝にします」
「かほー？おねーちゃん、うれしー？」
「うん。嬉しい！ありがとう、トントン君」
「へへへ」
「俺も、おれもー！」と元気よくシッマが靴を脱いで室内へ入る。
そして勢いよく紙を引っ張り出してから、
マーカーで絵を描いていく。
その様子を見ていた鬱君も、のそのそとショッピさんの腕から離れ、
そのまま絵を描き始める。
「なーんだ、ここが天国か。天使いっぱい」
「意識どっか行っちゃってません？Aさん？？？」
「というか、Aさん学校大丈夫なんですか」
ショッピさんの指摘と同時に、遠くの方からチャイムが響く音が聞こえた。
「あ」
我に返り、急いでカバンを持って学校へ向かう。
「シッマをお願いします！夕方にまた来ます！」
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のんたん(プロフ) - 主様の作品大好きです！すごい引き込まれるし面白くて大満足です！少し垣間見える闇がたまりません。のんびり待つので更新は主様のペースでお願いします！定期的に見に来て余韻に慕ってます！！ (10月15日 11時) (
レス) @page38 id: d906a8bcb0 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - え…これさ、夢主ちゃんの親、疑っていいやつ…？ (10月5日 18時) (レス) @page35 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - 見てる途中に見れなくなってしまいました。パスワードの解除待ってます (8月22日 23時) (レス) @page8 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
リトマス紙 - 主様のこちらの作品最高すぎます…！！丁度今一気見させていただいたところなんですがなんとも言えない余韻に浸ってます…！！笑笑のんびり待つので主様もゆっくりご自分のペースで更新、頑張ってください！！好きです！！() (7月26日 5時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ｸﾞｯﾌｯ(照れるemがすっげぇかわちぃ)(*´’Д’) : ;* : ;ｶﾊｯ (7月2日 16時) (レス) @page14 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
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