【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

87冊目 ページ41

ー1週間後ー




「アハハ！Aさん何その服！！」


『うるっせぇな…』






またいつもの様にAの部屋で4人のデートをしていた時。

意外な2人の話し声が聞こえ、2人並んでソファーに座っていた2人はそちらに視線を向ける。



野球選手が来ているアンダーアーマーの様なピッタリとした素材の袖なしシャツ。
白いダボっとしたハーフパンツ。

Aがあまり着ないピッタリとした素材のせいで、Aの細い線がいつもより浮き上がり、中々煽情的だ。






「っ、ゲホッ、ゲホッ」


「…何ですかその服は」






想い人のそんな姿に、月は飲んでいたコーヒーが気管に入り、Lは内心ではかなり動揺していたが、落ち着いているフリをして尋ねた。






『この前言っただろ。あの漫画の実写用の衣装だよ。思ったよりクオリティー高いな』






今回の役は17歳の殺人鬼という設定。

アクションも多いため、今回の衣装は動きやすさ重視になっている。





『衣装合わせの後は顔隠し用のマスクの採寸が残ってるんだ。

…でも、やっぱこの衣装布が余ってるな。
はぁ、ジムの回数増やすかぁ』






ぴっちりとしたシャツの余った布を伸ばしてみると、意外と余っているという事が見て取れる。






「へぇ、Aさんってジム通ってるんだ。
ミサも通ってみよっかなぁ」


『まあ、これでも一応俳優だからな。
それに俺、体質のせいか筋肉量が異常に低いんだよ』







2人が呑気に話す中、ソファー組2人は呆然とAの姿に見惚れていた。

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