【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

51冊目 ページ4

仕事に復帰してもいい…
しかも、第二のキラを追い詰めようとしてるこんな大事な時に。

___________それってつまり。






『俺が必要無くなったのか』


「はい？」


『優秀な月が来たから、俺はもう必要無いってのかよ！
お前が俺を巻き込んで来たんだろうが！！
なのにそうやって途中で放り出すのかよ！！？』


「…私は、マスコミに休業の理由を話していない上、世間の話題はキラ一色。
そろそろファンが怪しんでくるのではと思い、仕事を再開させた方がいいと思ったのですが」





え？






「それに、仕事を再開しても帰るのは捜査本部で、
操作の手伝いは続けてもらうつもりでした」


『なっ』


「君にしては珍しく、トンチンカンな勘違いですね」






ニヤリと、Lの口角が上がる。

…つまり、俺の勘違い？






ｶｧｯ






『お、お前が紛らわしい事を言うからだ！！』


「最近Aは表情筋が豊かですね。
きっと更に良い芝居ができますよ」


『うるさい！！』






あー！！最近こいつに振り回されてばかりな気がする！！！







「そんなに私と離れるのが寂しかったんですか？」


『違う！！俺はただ、一度キラ事件に関わったのに、それが解決しないまま追い出されるのが嫌だっただけだ！！』

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