【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

76冊目 ページ30

「Aくん。新しい部屋に移ってもらえますか」


『新しい部屋…？』






監 禁40日目に、Lにそう言われた。







「正しくは新しいビルに、ですが」


『ビ、ビル？』







新しいビルって何だよ。



話を聞いてみれば、キラの捜査が始まった頃からずっと建設してたらしいが、つい数日前に完成したらしい。







『てか、何で俺だけ移るんだ？』


「Aは最近仕事で忙しいみたいですし、ここしばらくは捜査本部の方にも顔を出せていません。

顔色も良くないようですし、別の場所でゆっくり休んだ方が良いと判断しました」







確かに最近は仕事で手一杯で捜査協力もできてないし…

ここは、Lに甘えた方が良いのか…？








.









『すご…』







20階以上もあるビルは外観も凄かったが、中も物凄く広くて、設備も整ってる。

これ建てるのに一体いくらかかったんだよ…




これをキラ捜査のためだけに建てるって凄いな。

しかも、俺に割り当てられた部屋、どう見ても1人で生活するような広さじゃねーだろ。

しかも、監視カメラも完全設備だし。







『…はぁ』







とりあえず、明日のセリフ確認でもするか。

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